小保方さんの魔女裁判に加担しない唯一の方法。#今日テレビを見ないこと

ITジャーナリスト・ソーシャルメディアコンサルタント

2014/4/9(水) 11:51

本日、2014/04/09/WED はWindows XPのサポート終了日なんだけれども、むしろワイドショーからニュースの話題は、一日中、小保方さんの記者会見でうめつくされそうだ。

なんてマイクロソフトは運がないんだ？最大のPRの日程まで番狂わせとなってしまった。

なんだか、NHKが一番、EPGに小保方さんの名前を使っている。そんなに小保方さんのニュースがNHKにとって重要なのだろうか？視聴率を稼ぐ必要がある民放ならばいざしらず。

まもなく、中世時代のような「魔女裁判」が始まる。日本のテレビ・メディアは、もう社会を監視する公器でも機関でもなく、単なる集団ヒステリーを拡散させる装置になってしまっている。

立法、司法、行政、同等の影響力を持つ報道機関としての第四の権力を総務省は再評価すべきではないだろうか？

午後からは、数百名のメディアが、小保方さんの登場に、フラッシュという名の小石を投げつけ、一挙手一投足を逃さず、捉えようとするだろう。もう二ヶ月前のあの愛くるしい笑顔は見られないだろう。

さらに、嫌味をふくんだ、悪質な質問で彼女をいかに苦しめるのかを画策している記者たちのムチうちが始まる。

これは、もう魔女狩りや魔女裁判となんらかわらない、公開処刑に近い。視聴率も日昼にもかかわらず、ウナギ上り。これがマスメディアや報道機関をダメにする。　

「明日、ママがいない」を降りたスポンサーたちは、こういったニュース番組こそ、CM放送を拒否すべきだろう。

そして、小保方さんがかわいそう…と少しでも思う方は、どうか、テレビを今日一日見ないで欲しい。

テレビを見ないという意思表示くらいしか、ボクたちに抗議の手段はない。

そして、テレビは、ピープルメーターを設置している家庭からの視聴率で計測されているから、ピープルメーター設置のご家庭は、今日一日、テレビを消していただき、この過剰なまでの報道体制を律するべきだとボクは思う。

思い返してみてほしい…。

日本のニュースは、このところ、ずっと誰かをイジメ続けている。disる、バッシングを直接やらないけれども、陰湿な報道が多すぎる。佐村河内さんの時と全く同じだ。

イジメは心理学的には「劣等感の解消」でもある。集団側に加担することによっての「保身行為」でもある。報道倫理規程でもこの小保方さんの会見に費やす時間比率を考えてみるべきだ。

BPO（放送倫理番組向上機構）は放送による人権侵害をとりあつかっているが、人権侵害を受けた当事者が三ヶ月以内でないと申し立てを受け付けられない。しかし、放送に関する意見はうけつけている。

本日の小保方さん報道を見てしまって、違和感を感じた人は、ぜひ意見をBPOに寄せて欲しい。

しかし、イジメに加担しない唯一の方法は、今日テレビを見ない事だ。一日テレビを見なくても問題ではない。

テレビは、まだボイコットされる怖さを知らない。

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