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片づけのプロが教える「衣替えをしないで済む生活」にするために、今すぐはじめたい3つのこと

藤原友子小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

「衣替え」はめんどうです。衣替えは制服などのイメージもあり、四季のある日本であれば当たり前のイメージがありますが、

最近ではどこへ行っても冷房や暖房が効き室内では過ごしやすく、オールシーズン着ることができる服も多いので、衣替えをせずに1年間分の服をまとめて管理してしまえば楽になるのではないかと考える人も多いです。

また衣替えのたびに衣類を圧縮袋から出してしまったり、高い場所から衣装ケースを出したりする衣替えは、今は大丈夫でも年齢を重ねると大変になります。

そこで今日は衣替えをしないで済む生活にするために今すぐはじめたいことを紹介します。

1.服は1か所に集中できないか考える

一つのクローゼットや押し入れに一年間分の衣類が収納されていると季節の変化でその空間の中での服の移動はあったとしても、複数の場所に分かれるよりは楽です。

今は、オンシーズンとオフシーズンの服が違う場所にあるかもしれませんが、クローゼットの下段に強力な突っ張り棒を付けたり、ハンガーラックを置き服の収納量を増やせないか考えてみましょう。

そしてクローゼットや押し入れのある部屋にも、突っ張り棒やハンガーラックを使って、1年間の服を分散させないように収納できるか考えてみましょう。

持っている服の量を考えるとなかなか簡単なことではないですが、衣替えをしないで済むようにするためには、1年間分の服を1か所で管理するのがベストです。

我が家には今子どもが4人いて、オンシーズンの服を1Fの2か所のクローゼット、オフシーズンは2Fのウォークインクローゼットで管理しています。

今のところ1年間分の服を同じ場所に収納することはできませんが、いずれ子どもが巣立ったら、夫婦の1年間分の服を置く場所のイメージはできています。

今は、服を一か所にまとめることが無理でも

●一か所にまとめるとしたらどこか可能か?
●今、一か所にまとめることができない原因は何か?

こういったことを考えておくとよいでしょう。

2.服の買う時の失敗パターンを知り、積極的に手放す

今は服が多くて一か所にまとめるなんて無理!と言う人は、服の買い方手放すことを見直さないといけません。

気がついたら服が増えているという人は、

●安い!
●かわいい!
●あれば着るかも
●店員さんに勧められたし
●とりあえず買っておこう

と感覚で服を買うことが多いです。

一目ぼれなどの感覚や直感で服を買うことも楽しいですが、タンスのこやしになることも多く、着ていないから捨てることができないという負のループになってしまいます。

服を買う時は、ただ買いあさるのではなく目的を持ち

●着回しできそうな服
●手持ちの服にないタイプ
●オールシーズン着れる服

を探したり、必要なモノを買い足すイメージで買いことができると、服が安易に増えてしまうことにブレーキをかけることができます。

クローゼットが服で一杯になる原因は服の多さです。服は裸を隠して寒さをしのげればいいという時代ではないはずです。流行よりも自分が着たい服を選ぶことも優先させましょう。

そして、服を上手に手放すことができているかどうかも大事です。

捨てるのが苦手と言う人も多いですが、季節が変わるたびに「着るものがない!」と嘆く人は、そこに着たい服がないということなので、そろそろ手放す時期が来ているのかもしれません。

3.ハンガーは統一するといい

今すぐに、1年間の服を一か所で管理できなくても、ゆくゆくは使っているハンガーを統一するつもりでいるとよいでしょう。

ハンガーを同じものに揃えると、服の肩のラインが揃いたくさん収納でいきるし、服が把握しやすいです。

ジャケット用、薄いシャツやブラウス用などハンガーを使い分けると思いますが、種類は増やしすぎず、気に入ったハンガーを買い足していきましょう。

そうすることで、クローゼットに統一感がうまれ、見た目がスッキリして管理しやすくなります。

一度でハンガーをまとめ買いし、ハンガーの数に合わせ服の量を調節する方法も、服の量が増えすぎずおススメです。

服の管理で、大切な時間や体力を奪われたくない

服だけではなく、モノの管理には場所、時間、そして私たちの気力・大量を消耗します。

どうせ管理するなら、いつ着たのかわからない服よりも、気に入っている服の管理を丁寧に行い、毎日のおしゃれを楽しみたいものです。

これまで衣替えに充てていた時間を、もっとのんびりと季節を感じる時間にするために、ゆくゆくは考えたいのが衣替えからの卒業です。今回は今からできることを3つ紹介しました。


小中高4人の母/すぐ片づく暮らし

片づけのプロとして活動を始めたのに、自分の家は「片づけても、また散らかってしまう」という矛盾に悩む。家が散らかってしまうことを隠そうとしていたが、「いつもキレイじゃなくてもいい。何かあったときにすぐに片づく家にしておけばいい」と開き直り新たなメソッドを確立。 いつもキレイにしなくちゃいけない、もっと頑張らなくちゃいけない、そんなプレッシャーから解放され、もっと自由に、その人らしく生きるお手伝いを「片づけ」を通して行っている。著書『片づけられない主婦と片づけ嫌いの子どもを180度変える本』(マガジンランド)

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