【神戸市長田区】地下道にゲーム画面みたいなプロジェクションマッピングが!キラひか神戸新長田で9日まで
神戸市では、まちなかの新たな魅力創出や回遊性向上につなげることを目的とした「まちなかプロジェクションマッピング~キラひか神戸~」を試験的に実施。その第1弾が新長田で2月9日(金曜)まで開催されています。子供も大喜びの仕掛けが楽しいプロジェクションマッピングを動画を交えてご紹介。
場所は、JR新長田駅から南に歩いてすぐの大橋5丁目交差点地下にある「大橋地下道」。この地下道は、震災による被災で解体された神戸デパートの開業に合わせて1965年に完成したもので、2019年に再整備されました。
地下道の両端には、「フレーム」「デコボコ」「レール」「シンセサイザー」の4つのコンテンツを展開。
こちらは、レールの上をボールが転がっていく「レール」。ゲームのような効果音と共に壁にある凹凸のレールに合わせてボールが転がるもの。子供がキャーキャー言いながら楽しそうにボールを追っていました。
これは、デコボコの壁面に稲妻や滝などが映し出される「デコボコ」。よくある大規模なプロジェクションマッピングではこんな近くで見ることはできませんが、ここなら間近で見られます。デコボコの壁面に合わせて映像が投影される様子がよくわかり、興味深いですね。
記事トップの写真は、音が見える壁がコンセプトの「シンセサイザー」。近くに集音マイクがあり、音に反応してカラフルなバーが上下するインタラクティブなプロジェクションマッピング。これも子供が楽しそうに遊んでいました。
なお、大小様々な額縁の中の絵が動く「フレーム」は、撮影日(2月3日15時頃)には残念ながら投影されていませんでした。投影時のイメージ図が神戸市のサイトにありますのでご覧ください。
「まちなかプロジェクションマッピング~キラひか神戸~」は、小規模ながらも「キラリとひかる」場所をつくり出す取組みで新長田でのイベントがその第1弾。今後もいろんな場所での開催を計画しているとのことなので楽しみですね。
Xに動画をアップしていますので、ご覧ください。
大橋地下道には、ウォールギャラリーと名付けられた震災資料の展示コーナーもあります。
神戸の壁や新長田の変遷を紹介する写真パネルなどが展示されています。
これは震災遺構の神戸の壁のレプリカ。神戸の壁とは、阪神・淡路大震災で長田区を襲った大火で焼け残った防火壁。1927年頃に公設市場の防火壁として建てられたもので、神戸大空襲と震災の二度の大きな火災に耐え、現在は、兵庫県淡路市の北淡震災記念公園内にて、その姿をとどめています
神戸の壁の一部が展示されています。
阪神・淡路大震災当時の写真も。
神戸デパートの写真に懐かしさを感じる方も多いかと。昭和40年頃の写真です。
プロジェクションマッピングと共に、ぜひこちらにも足を運んでみてくださいね。
基本情報
イベント名:まちなかプロジェクションマッピング~キラひか神戸~
開催場所:大橋地下道(神戸市長田区大橋町5丁目・腕塚町5丁目)
開催期間:2024年1月122日(金曜)〜2月9日(金曜)午前9時〜午後9時
※実施時間帯については、変更する可能性があります。
神戸市 公式サイト まちなかプロジェクションマッピング~キラひか神戸~第1弾