その症状は“腱鞘炎”かも?-腱鞘炎の原因・症状・治療を分かりやすく解説!-
ご覧いただきありがとうございます。
おがちゃん先生です。
今回は…
「腱鞘炎」について解説していきます。
腱鞘炎とは?
腱鞘炎は、腱を包むようにある
「腱鞘(けんしょう)」に炎症が生じた状態。
腱鞘は腱の「鞘(さや)」のようなイメージです。
腱鞘炎はいくつか種類があるのですが、
今回は代表的な
「ドケルバン病」と「ばね指」を紹介します。
①ドケルバン(de Quervain)病
ドケルバン病は、
手首の親指側でおこる腱鞘炎で、
動かしたり、押すと痛い・腫れなどが生じます。
親指に繋がる筋肉(短母指伸筋など)の
腱を包む腱鞘が炎症をおこし、肥厚して、
↓
腱の動き(滑動)が障害されてしまいます。
アイヒホッフテストといって、
親指を中にいれて、握ったまま
小指側に曲げときに痛みが生じると、
ドケルバン病が疑われます。
手や指を良く使う人に多くみられますが、
特に誘因がなくても妊娠・出産・
更年期の女性において発症することもあります。
※女性ホルモンが関係していると考えられている。
②ばね指(弾発指)
ばね指は、指の曲げ伸ばしをするときに、
「カクンッ」と弾かれたように指が動きます。
親指や中指の付け根(第3関節)に多くみられ、
痛み・腫れもみられます。
炎症により、腱自体が肥厚するなどして、
↓
曲げ伸ばしがやりにくいなか、
無理に伸ばそうとすることで、
↓
引っかかっていた部分が、一気に通過
することで、弾かれたように指が伸びる。
起床時に症状が強く現れ、
動かすうちに軽減していくことがあります。
また、症状が進行していくと、自分で指の
曲げ伸ばしができなくなることもあります。
手や指をよく使う人に多くみられますが
糖尿病・関節リウマチ・透析治療中の方でも、
ばね指が併発しておこることもあります。
その他に、ドケルバン病と同様に、
更年期の女性にも多くみられます。
腱鞘炎の治療・予防
ドケルバン病やばね指は、
まずは「安静にする」ことが大切です。
手や指を休ませてあげることですね。
症状によっては、
局所注射や手術を行う場合もあるので、
医師と相談することも大切です。
また、腕(前腕)には、
指先まで繋がる筋肉がたくさんあるので
腕をマッサージすることで予防になります。
腱鞘炎は、
手や指の使い過ぎで起こる事が多いので、
日頃からマッサージをしてあげると良いですね。
では、今回はここまでです。
参考になれば幸いです。
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【おがちゃん先生について】
・ウィルワン整体スクール卒
(現リエイチ整体アカデミー)
・インスタグラムフォロワー1万人超
・bijou解剖ボディケアスクール講師(沖縄県)
・東京都麹町半蔵門にて整体活動中