いじめ加害者親に多い言動と育て方を解説!バカにする、冗談のつもりが子どもに与えるダメージとは
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こんなニュースが日常には溢れています
本当は、いじめっ子になりたい子なんて、いません。
特に幼少期の幼い子どもたちは。
イヤな気持ちになるより、笑いながらお友だちと遊んだほうが楽しいに決まっています。
人間は優劣をつけたがる生き物だ、だからいじめは仕方がないという方もいます。
しかし、他人と優劣をつけずとも自分の軸をもって楽しく暮らしている人はたくさんいます。
優劣をつけないと気が済まない人、自分は自分と割り切って人生を楽しめる人
その違いはどうやって生まれるのでしょうか?
この投稿では、いじめ加害者の親がやってしまいがちな子どもへのかかわりについて解説していきます。
子どもには充実した楽しい人生にしてほしい、いじめっ子になったりいじめの被害にあってほしくない、と考えるパパやママは、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
増え続ける【自ら命を絶ってしまう】こどもたち
近年、自ら人生を終わりにしてしまう子どもが増えています。
今年2月に厚生労働省が発表した、昨年1年間の児童生徒(小中高生)のうち、自ら人生を終わらせた子どもたちの数は512人だったそうです。
児童生徒の痛ましい事例が500を超えたのは初めてで、過去最多の数字となっています。
いじめの加害者になるリスクがあがる育て方がある
実は、幼少期の親のかかわりによって子どもがいじめの加害者になるリスクが急激にあがるという研究結果があるのです。
※ここで紹介している研究とは、アメリカ・カナダ・スウェーデンの共同研究です。
2019年5月24日付けで『Journal of Youth and Adolescence』に掲載されています。
いじめ加害者の親がやってしまっている子どもへの言動について、具体的な例は以下のようなものがあります。
子どもをからかう、バカにする
冷たい態度をとる
皮肉や批判ばかり言う
攻撃的な態度をとる
いじめ加害者の家庭では、これらの言動を、子どもが悪いことしたから、ではなく日常的に行っています。
あ~ら、今日はちゃんと服着られてるじゃん、珍しい
あんたがお手伝いするなんて、明日はアラレがふるんじゃない?
うわ、オムツパンパンじゃん、うんちクッサ
お漏らししたの?きったな!
バクバク食べて豚みたい。まじデブじゃん
こういった言動や、それに近い言動を冗談のつもりでしてしまっていないでしょうか?
感情の機能不全、感情コントロールができない子に
前述のように「軽い気持ちで」「冗談のつもりで」子どもに対して攻撃的、バカにするような言動をすると子どもの心は深く傷つき、感情的な機能不全に陥ります。
その結果、感情のコントロールが下手になり、負のスパイラルにのみこまれてしまうのです。
負のスパイラルにのみこまれた子どもは、自分を守るために人を下げて安心感を得ようとします。
バカにされ、冷たい態度で親から育てられ、自己肯定感が低い子どもは加害者であると同時に被害者にもなりやすいという研究結果がでています。
自分が人を下げたり、悪く言うことで周りと繋がっていると、人のことも信用できなくなってしまうでしょう。
弱いものいじめをして、自分もいじめられ、味方はいないという負の連鎖にはいってしまうのです。
つい冗談で、笑わせようと思って…
子どもは豊かな感受性をもっています。
人生経験の少ない子どもに、冗談は通じません。
そもそも、大人であってもからかわれて嬉しい、幸せという人は少ないのではないでしょうか?
自分がされて不愉快なことは、子ども相手に行うべきではないです。
人を傷つける、という負のループは、生活の中にわざわざ取り入れる必要ありません。
子どもであっても一人の感情のある人間として尊重し、対等な立場で関わることを大切にしていきたいですね。
これまでそういった言動をしてしまっていた方は、今からでも間に合うので子どもの尊厳を守る対応に変えていきましょう。
生活や声かけの中に少しずつでも取り入れていくと、子どもの行動がガラッと変わります。
これからも理性的な子どもに育てるための情報を発信していきます。
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最後まで読んでいただきありがとうございました!