小保方さんのSTAP細胞あってもなくても、STAFFコストは一人あたり2,381万円あります!
KNNポール神田です!
またもや、世間では、いや、バカなマスコミたちは理研の発表に時間を割くようだ。STAP細胞があるとかないとかではなく、日本のメディアがスクラム組んで小保方さんイジメに加担するのだ。
魔女裁判であり、衆人監視の24時間立会人付きで、結果が出せなかったということで、小保方さんのトカゲの尻尾きりで終わらせようとしているようにしか見えない!
そもそも理化学研究所の責任はどうよ?
小保方さん自身は、大学時代の論文の撤回であるとか、上司の自殺など、人生においての最大のピンチであると共に疑惑の中心人物となってしまった…。たまたま割烹着をきたリケジョでちょっと不思議系キャラにメディアが飛びついたことも原因だ。これがハゲた理研のおっさんの研究発表ならば、まったく話題にもならなかっただろう。小保方さんだったから、こんなにもSTAP細胞は注目されたのだ。
そもそも、そのマスメディアの寵児となった小保方さんをグループリーダーとして見込み、英ネイチャー誌への発表も許可し、テレビへのメディア露出も計算し、STAP細胞の研究を指示していた理化学研究所に任命責任と管理責任はないのだろうか?
理研こと、理化学研究所は、自然科学の総合研究所として、1913年に渋沢栄一を筆頭に財界人らの要請によって生まれた財団法人(現・文部科学省管轄)だ。その後、1958年から特殊法人、2003年からは独立行政法人となっている。ノーベル賞の湯川博士から、「ふえるわかめちゃん」の理研ビタミン株式会社(理研栄養薬品株式会社)、株式会社リコー(元理研感光紙株式会社)を排出した研究所だ。さらに、独立行政法人から、特定国立研究開発法人へと格上げが画策されているが、STAP細胞の件で先送りとなっている。
しかし、年間予算を調べてみると驚愕だった…。
人員3,502名に、年間、834億円の予算がつけられている。
STAFFコスト、一人あたり2,381万円あります!
STAP細胞があろうがなかろうが、毎年理化学研究所では、3,502名の研究者を含めての所員に834億円の予算が付いている。その分配の大半が人的ソフト的なコストなのが国の予算としては珍しい。Spring8やスパコンの京とかもあるが、たかだか249億円で、29.9%で3割だ。残りの7割を占める585億円は研究ソフトへの予算だ。単純に3502名で一人あたりで、834億円を計算すると、一人あたり年間2,381万円のコストがかかる。人的ソフト的コストを7割とすると、一人あたり年間1,667万円の人的ソフト的コストとなる。
国の予算というものは、毎年使っていると、同等の金額は予算がつくものだ。もちろん、いろんな理由を考える天才たちの作文によって、削られることなく、僅かだが、予算は増え続ける性質を持っている。予算を死守する者と予算の適正を見抜く者の両者が必要だ。権限のない事業仕分けだけでは何もならない。
そのコストが常に妥当か適正か、そして他の予算とのバランスを鑑みておく必要があると思う。少なくとも、今回のSTAP細胞問題は小保方さん一人の研究であったということそのものが問題ではないだろうか?理研は公の税金によって運営されている研究機関なのだから、当然、今回の不祥事に関して、組織としてのペナルティを発生させるべきだろう。今回のSTAP細胞の小保方さん裁判だけではなく、理研の組織としての体制についての予算削減も念頭にいれるべきだと思う。