Yahoo!ニュース

催眠術の真実:テレビで催眠にかかる芸人さんはやらせか本当か?

碓井真史社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC
「あなたはだんだん眠くなる・・・(イラストはイメージ:イラストAC)

「あなたはだんだん眠くなる・・・」

「私がパチンと指を鳴らすと・・・」

目が開かなくなったり、手が離れなくなったり、ニワトリニなってしまったり、嫌いな食べ物をおいしく食べたり、イヤなのに土下座をしてしまったり、服まで脱いでしまうことも!?

催眠って、すごいですね!!

催眠にかかるのが芸人さんだと、特に面白いこともしてくれます。

刑事ドラマや推理ドラマに登場する催眠術だと、催眠によって犯罪をさせたり、忘れていたことを思い出させたり、年齢退行と言って心が子供のころに戻ってしまうなど、すごい技も見せてくれます。

テレビのバラエティー番組でで見るのは「催眠術ショー」ですが、あれって、どこまで本当なのでしょうか。それともやらせなのでしょうか。

テレビの催眠術ショーではなく、「催眠療法」というのもきちんとあって、「日本催眠医学心理学会」などの学会や、「認定催眠士」など学会認定の資格もります。

けれども、こんなに有名な「催眠(術)」なのに、意外とその真実は知られていません。催眠で、人をどこまで動かすことができるのでしょうか。

■催眠とは何か

この記事は有料です。
心理学であなたをアシスト!:人間関係がもっと良くなるすてきな方法のバックナンバーをお申し込みください。

社会心理学者/博士(心理学)/新潟青陵大学大学院 教授/SC

1959年東京墨田区下町生まれ。幼稚園中退。日本大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(心理学)。精神科救急受付等を経て、新潟青陵大学大学院臨床心理学研究科教授。新潟市スクールカウンセラー。好物はもんじゃ。専門は社会心理学。テレビ出演:「視点論点」「あさイチ」「めざまし8」「サンデーモーニング」「ミヤネ屋」「NEWS ZERO」「ホンマでっか!?TV」「チコちゃんに叱られる!」など。著書:『あなたが死んだら私は悲しい:心理学者からのいのちのメッセージ』『誰でもいいから殺したかった:追い詰められた青少年の心理』『ふつうの家庭から生まれる犯罪者』等。監修:『よくわかる人間関係の心理学』等。

碓井真史の最近の記事