自分軸がわからない?まずは自分を知ることから始めましょう!
こんにちは、精神科医しょうです。
私は普段、精神科での外来を行い、6万人以上インスタやvoicyのフォロワーさんに対しHSP気質に関する発信、書籍の出版を行っています。インスタにも遊びにきてね(外部リンク)
突然ですが「自己紹介をしてください!」と言われたら、あなたは物おじせずに自分がどのような人間であるかを相手に伝えることができますか?
一説には、自己肯定感が低い人は「自己紹介が苦手」だと言われています。
「自分のことを聞かれても上手く答えられず、モヤモヤする…」
「やりたいことや向いていることが分からない…」
「自信をもって人前で好き(得意)だと言えることがない…」
などと、悩んでしまうこともあるのではないでしょうか?
特に就職や転職をする時には、エントリーシートや面接で必ず自己PRを求められます。
あなたは自分についてどれだけ知っていて、答えることができるでしょうか。
全く思いつかないという人は、そもそも自分のことを知らないのかもしれません。
今回は「自分」に焦点を当てて、知ることから始めてみましょう!
自分を知ることとは?
まず自分を知ることによって、自分の長所と短所が見えてきます。
そして、長所の伸ばし方や短所の補い方やとらえ方を変えることにより、なりたい自分の姿を思い浮かべてみましょう。
取り組みたい課題や将来の目標が少しずつ見えてきませんか?
自分を知ることで、自分なりの考えが思い浮かび、自分らしい行動がとれるようにもなります。
また、日頃から自己分析ができていれば、大きな決断や困難に直面した時にも、解決へと導くアイデアやヒントが思い浮かびやすくなります。
自分なりに考え行動することは、自分軸を形成する上で大切なことであり「何があっても大丈夫」だと自分を信頼することにもつながりますよ!
自分を知ることのメリットとは?
自分を知ることには、どのようなメリットがあるのでしょうか?
自分の性格や価値観、考え方を知っておくことは「生きやすさ」につながります。
なぜなら、自分に合った選択や行動をすることで、より豊かな人生を送ることができるようになるからです。
では、自分を知ることによって得られるメリットをいくつか紹介します。
・自分らしくいられる
自分の向き不向きを知ることができると、自分にとって心地よい状況や幸せを選択できるようになり、不安やストレスを感じることが少なくなります。
・今後の課題や目標が見えてくる
自分を知ることで、チャレンジしてみたいことや改善したいことが見えてくるかと思います。
自己啓発にもつながるので、新しい考え方や知識が身に付き、スキルアップにもつながります。
・自分なりの考えを導き出すことができる
自分を理解できると、どうすればベストの状態でいられるのか?一番良い方法は何か?など、考えるきっかけになるので、自ずと思考力を磨くことにもつながります。
また、何ごとにも意見を持って臨んでいれば、周囲からも頼りになる存在と評価され、自身のモチベーションも高まるかもしれません。
・自分のことを他人に知ってもらう機会になる
自分のことを知ってもらうことで、良好な人間関係を築くことができるでしょう。
自分の考え方のクセやとらえ方を理解していると、対人関係のトラブルにおいても、対処しやすくなりますよ。
パーソナリティを知る6つのタイプとは?
自己理解を深める上で、効果的なものの一つに「RIASEC(リアセック)」という理論があります。
アメリカの心理学者ホランドが提唱した理論で、キャリアを形成するためのツールとして、教育現場などで活用されています。
自身の性格や特徴を知る上でも役立つかと思いますので、気になる方は「RIASEC診断」で検索するか、厚生労働省が提供しているサイト(https://www.job-card.mhlw.go.jp/)
で診断してみてくださいね。
では、参考までに6つのタイプを紹介します。
・現実的(Realistic)
・研究的(Investigative)
・芸術的(Artistic)
・社会的(Social)
・企業的(Enterprising)
・慣習的(Conventional)
順番にみていきましょう!
・現実的(Realistic)
物や道具、機械などを扱うことを得意とし、秩序や仕組み、手順がはっきりしていることを好みます。
人を相手にする仕事はどちらかというと不得意な面があります。
具体的な職業の例としては、技術者、職人、運転手などが挙げられます。
・研究的(Investigative)
調査や研究などに関心があり、論理的な思考を必要とする職業を好みます。
個人で活動することを好むため、グループで活動し人を指導することにおいては、不得意な面があります。
具体的な職業としては、研究者、医師、エンジニアなどが挙げられます。
・芸術的(Artistic)
言語、音楽、美術などの能力があり、創造的で独創的な考え方をします。
一方で、型にはまることや人と同じことを嫌う傾向があります。
具体的な職業としては、俳優、ミュージシャン、芸術家などが挙げられます。
・社会的(Social)
友好的で対人関係を大切にし、コミュニケーション能力に優れていますが、自分よりも他人を優先してしまう傾向があります。
主な職業としては、販売店員、看護師、介護福祉士などが挙げられます。
・企業的(Enterprising)
積極的にリーダーシップを発揮して、組織を動かしていく力を持っています。
社交性に優れていますが、人に従うことを嫌います。
具体的な職業の例としては、政治家、記者、経営者などが挙げられます。
・慣習的(Conventional)
情報やデータなどを秩序立てて整理することが得意で、決められた方法や秩序に従って動くことを得意とするため、上の人の指示に従って行動することが多い傾向があります。
具体的な職業としては、一般事務員、公務員、税理士などが挙げられます。
いかがでしょうか。
人はそれぞれ独自の性格タイプを持っています。
また、各々のタイプにも長所と短所があります。
自分がどのタイプに該当するのかを知ることで、今後の人生設計に役立てていきましょう!
「リフレーミング」してみましょう!
物事を見る時の枠組みを変えて、別の視点でとらえ直すことを「リフレーミング」と言います。
リフレーミングすることによって、自分の今までの考え方や価値観にとらわれず、視野を広げ、ポジティブに物事をとらえ直すことができるようになります。
たとえば水が入ったコップを見た時に、あなたはどう思いますか?
「もう半分しかない」と思いますか、それとも「まだ半分ある」と思いますか。
同じものなのに、とらえ方次第で大きく印象は変わりますよね。
リフレーミングをすれば、短所を長所としてとらえ直すことができるようになります。
自分の性格はもちろん、対人関係や仕事に対してもとらえ方を変えるだけで、前向きな気持ちになれるハズです。
リフレーミングをする上でのオススメ方法を少し紹介します。
・「どうしたいか?」を意識する
思い悩んだ時はつい「どうしよう…」とネガティブに考えてしまいがちです。
そんな時は、これから自分は「どうしたいのか?」「どうやったら良いのか?」を考えるようにしてみましょう。
・「将来」を意識する
今現在、どうしても上手くいかない…ということは誰にでもあるかと思います。
そのような場合には「今は経験を積む時」「今頑張っていれば将来、きっと役に立つ」と現状をポジティブにとらえ直してみましょう。
つらい時期も永遠には続きません。
きっと、今の経験は将来の糧になるハズです!
まとめ
自分軸を形成するための「自分自身の知り方」や「向き合い方」について取り上げてみました。
今回の内容を参考に、自分がどのような特性を持っているのか?を知ることで、豊かな人生につなげていきましょう!
また、いざという時に自己PRできるよう、備えておくのも良いかもしれませんね!
私のブログのテーマは、「他人軸でなく自分軸で気楽に生きる」です。
あなたはこんな悩みをお持ちではありませんか?
「他人の顔色ばかりみてクタクタ」
「自分の意思で生きられない」
「いつも後悔ばかりでグルグル一人反省会」
そんなあなたはこちらの記事を読んでみてくださいね。
あなたが「自分軸で気楽に生きられるようになる」ことを願っています♪