柳田悠岐とホアン・ソトが、日米野球3試合連続ホームランにリーチ。平成の達成者は、本塁打王の2人だけ
日米野球の第1、2戦は、柳田悠岐(福岡ソフトバンクホークス)とホアン・ソト(ワシントン・ナショナルズ)の2人が、2試合続けてホームランを打った。
NPBの選手による日米野球の2試合連続ホームランは、16年ぶりのことだ。2002年の第1、2戦にアレックス・カブレラ(西武ライオンズ・当時)、第3、4戦に中村紀洋(大阪近鉄バファローズ・当時)が記録して以来。この年は、2試合連続ではないものの、松井稼頭央(西武・当時)が第6戦に2本を打った。その後、2004年、2006年、2014年の日米野球は、シリーズ2本塁打の選手すら、NPBにはいなかった。
一方、MLBでは、2006年のライアン・ハワード(フィラデルフィア・フィリーズ・当時)とデビッド・ライト(ニューヨーク・メッツ)以来だ。ハワードは3試合連続。第2戦に2打席続けてホームランを叩き込み、第3、4戦はライトとともに1本ずつ打った。この年、ハワードは両リーグ最多の58本塁打を放ち、ナ・リーグMVPを受賞した。読売ジャイアンツとの親善試合でも、ホームランを打った。
平成の日米野球――ロサンゼルス・ドジャースが2試合を行った1993年を除くと10度目――で、ハワードの他に3試合続けてホームランを打ったのは、2002年のバリー・ボンズ(サンフランシスコ・ジャイアンツ・当時)しかいない。こちらは第2、3、4戦に1本ずつ、読売との親善試合では2本。ハワードとボンズは、ともに本塁打王を獲得し、MVPにも選ばれている。