日本酒にとって重要な「米・水・気候」という3つの要素が好条件で揃っている旭川は、明治以降に酒造りが盛んに行われ「北の灘」と呼ばれていました。

そんな旭川を代表する老舗の酒蔵「高砂酒造」は明治32年に創業、代表銘柄である「国士無双」は全国の日本酒愛好家に広く知られています。

今回、高砂酒造の北海道限定販売「純米原酒 国士無双 生酒」を、急速冷凍して全国に届けるという事業がスタートしました。

その事業を手掛けるのは、地元旭川の印刷会社「株式会社総北海」。

「なぜ印刷会社が日本酒の販売？」と疑問だったので、取材させていただきました。

お話を伺ったのは、株式会社総北海 常務取締役の今洋史さんです。

今回の事業は、地元の小さな生産者や小売店に代わって、同社が「旭川の魅力を全国に届けたい」という思いからスタートしたとのこと。

事業にあたって導入したが、マイナス30度の液体アルコールに入れて急速冷凍機する設備です。

通常の冷凍に比べると約20倍の速さで冷凍でき、食材の細胞を壊さず冷凍前の美味しさをそのまま保てるという特徴があります。

肉や魚、果物、野菜、加工品など、さまざま食品を美味しさそのままで冷凍することができますが、第一段として選んだ商品が、高砂酒造の北海道限定販売「純米原酒 国士無双 生酒」です。

冷凍で発送される今回の商品には、『しばれ酒』という名称がつけらています。

『しばれ酒』は、火入れをせずに生酒のままを貯蔵・瓶詰した髙砂酒造の北海道限定「純米原酒 国士無双 生酒」をマイナス30度で急速冷凍したお酒です。

自宅で味わうのはもちろん、北海道限定なので道外の方への贈り物としても喜ばれますね。

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