報国寺だけじゃなかった…!鎌倉にあるもう一つの竹寺は景色が美しすぎてため息がでるお寺だった
こんにちは、ホリデーノートを運営しているotoです。今回は鎌倉にある「英勝寺」へ行ってきました。英勝寺は「鎌倉駅」より徒歩10分ほどの場所にあります。
英勝寺は重要文化財の宝庫だった
英勝寺は総門ではなく通用門から入ります。門の高さが低いので、頭をぶつけないように気をつけましょう。かがんで入るのもなんだか新鮮です。
それにしてもカラフルで心が躍る門です。「英勝寺」は花寺として知られていますが、花が見られる時期には、その日に見ることができる花名が書かれた札が掲げられています。夏の時期は見頃の花がなく、この日札は掲げられていませんでした。しかし、ちらほらと美しい花を見ることはできました。
総門から入るわけではないので、まず見えてくるのは「仏殿」です。英勝寺には重要文化財が多くありますが「仏殿」もその一つ。運慶作と伝えられる本尊・阿弥陀三尊立像がお祀りされています。徳川三代将軍家光の寄進だそう。
珍しい形をした鐘楼も重要文化財に登録されています。袴のような形をしていることから袴腰付鐘楼と呼ばれています。
立派な山門も重要文化財に登録。上層内には阿弥陀如来像を中尊とし、脇侍に観音菩薩と勢至菩薩(せいしぼさつ)を配し、まわりに十六羅漢像が安置されています。
こちらも重要文化財の「祠堂門(唐門)」です。
英勝寺は鎌倉のもう一つの竹寺
それではいよいよ、竹林へ行ってみましょう。鎌倉で竹寺といえば「報国寺」がとても有名です。しかし観光客が多く、鎌倉駅からも離れており、駅近くでゆっくりと趣ある竹林を楽しむなら「英勝寺」がおすすめ。お寺の多い鎌倉において、穴場的存在です。
竹林には細い道が整備されており、とても風情があります。英勝寺は鎌倉唯一の尼寺。 水戸徳川家のお姫様が代々住職をつとめましたが、竹林がある場所に姫君の住まいがあったと言われています。
竹林の途中には木でできたベンチも設置されています。背の高い竹のおかげで日差しもあまり届かず涼しいので、ここで少し寛ぐのもいいでしょう。
竹林と向かい合うように「書院」があります。とても絵になる美しい景色で、思わずため息が漏れてしまいます。
書院には白藤の藤棚が設置されており、見頃を迎える例年4月下旬ごろには純白の世界を楽しむことができます。
「英勝寺」はそこまで大きなお寺ではありませんが、見どころが多く、また、ずっと眺めていたくなる美しい風景が楽しめるのお寺なので、ついついベンチに座ってゆっくりと過ごしたくなります。
「英勝寺」で風流なひとときを味わっていかれてはいかがでしょうか。
英勝寺
住所:鎌倉市扇ガ谷1-16-3
電話番号:0467-22-3534
拝観時間:9時〜16時(木曜はお休み)
拝観料:大人300円/高校生200円/小・中学生100円