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新助っ人の活躍でNCが連勝 敗れたサムスンは明日ブキャナン(元ヤクルト)が先発<韓国KBOリーグ>

室井昌也韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表
初アーチ後のサイレント・トリートメントに笑うアルテール(写真:NCダイノス)

開幕2日目となった6日は全5試合がナイトゲームで行われました。

テグサムスンライオンズパークのサムスンライオンズ対NCダイノスは4-3でNCが勝利。開幕戦に続いて白星を飾りました。

NCは2回表に3点を先制し、3回には2番センターで先発出場のアーロン・アルテール選手がレフトへソロホームラン。アルテール選手はKBOリーグでの初ヒットが初アーチとなって、リードを広げました。

NCの先発も今季からKBOリーグ入りしたマイク・ライト投手。序盤にリードをもらったライト投手は5回を投げて被安打4、失点2、7つの三振を奪って、2番手以降にバトンを託しました。

サムスンは8回裏に2番キム・ドンヨプ選手がこの日のチーム3本目となるソロホームランを放ち、3点目を挙げて1点差にするも後が続きませんでした。

連敗したサムスンの明日7日の予告先発は、デービッド・ブキャナン投手(元ヤクルト)と発表になっています。

◆「開幕は3連戦でスタート」

当初予定されていた開幕戦は3月28日の土曜日で開幕シリーズは土、日の2連戦でした。しかし延期された開幕戦は火曜日だったので3連戦でのスタートです。日本では当たり前の3連戦ですが、韓国はシーズン後半になると2連戦で試合が編成されます。今年は8月18日以降が2連戦です。移動が多くなり、日本人コーチからは「なかなかリズムがつかめない」という声がよく聞かれます。

<きょうのアン・グォンス(安田権守)>

9回裏、4番キム・ジェファン選手に代わって、レフトの守備に入りました。守備機会はなく試合はトゥサンが5-2で今季初勝利を挙げています。

⇒ エリートだった「早稲田の腕立て王子」が遠回りして韓国でつかんだプロ野球選手の座

以下が全5試合の結果です。

◇5月6日(水)の結果

・LG 2- 5 トゥサン(チャムシル)

 勝:イ ヨンハ

 敗:ソン ウンボム

・SK 5- 2 ハンファ(インチョン)

 勝:ピント

 敗:イム ジュンソプ

・KT 4- 9 ロッテ(スウォン)

 勝:ソ ジュンウォン

 敗:クエバス

・サムスン 3- 4 NC(テグ)

 勝:ライト

 敗:ライブリー

・KIA 2- 3 キウム(クァンジュ)

 勝:オ ジュウォン

 敗:イ ジュンヨン

⇒ 2020年 韓国プロ野球公式戦日程表(ストライク・ゾーン)

※本項目は韓国KBOリーグ各球団から写真使用の許可を得ています。

韓国プロ野球の伝え手/ストライク・ゾーン代表

2002年から韓国プロ野球の取材を行う「韓国プロ野球の伝え手」。編著書『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑』(韓国野球委員会、韓国プロ野球選手協会承認)を04年から毎年発行し、取材成果や韓国球界とのつながりは日本の各球団や放送局でも反映されている。その活動範囲は番組出演、コーディネートと多岐に渡る。スポニチアネックスで連載、韓国では06年からスポーツ朝鮮で韓国語コラムを連載。ラジオ「室井昌也 ボクとあなたの好奇心」(FM那覇)出演中。新刊「沖縄のスーパー お買い物ガイドブック」。72年東京生まれ、日本大学芸術学部演劇学科中退。ストライク・ゾーン代表。KBOリーグ取材記者(スポーツ朝鮮所属)。

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