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【河内長野市】これはお勧め!滝畑ダム夕月橋→神納の岩湧山中腹林道はファミリー向けハイキングに最適

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

個人差がありますが、私の場合は登山で山を上り下りするときに、ゴツゴツした自然の道は苦手です。特に下りは非常に慎重になり、かなり速度が落ちますね。それに対して林道を歩く時は軽快に歩けます。アスファルトの下りは膝がガクガクするといわれていて、それは私もそうですが、ゴツゴツ岩山道の下りよりは得意です。

河内長野には多くの林道があり、今の季節は林道を気持ちよく歩けるので先日も歩いてきたのですが、そのルートが奇しくも15日まで募集している、かわちながの観光ボランティア倶楽部・滝畑班が19日に実施予定している健脚向け岩湧寺経塚ウォーク(外部リンク)に酷似していたのです。

つまり滝畑から岩湧寺を経由して神納方面に抜ける林道です。日本遺産葛城修験認定5周年を記念して行われるツアーをFAXとホームページから受付中とのこと。ならば迷っている方やもう申し込んだ方のために、偶然に私が事前に歩いたルートをご紹介して参考になれればと思います。

ボランティアガイドのツアーは滝畑ダムバス停から南青葉台口バス停までのルートのようですが、私は途中の夕月橋バス停から神納バス停までのルートで歩きました。またツアーで立ち寄る岩湧の森周辺のスポットはほとんど通過しています。あくまでルートに見える風景を参考にしていただければ幸いです。

夕月橋が左手に見えますが、そのまままっすぐ横谷方面に向かいます。

途中に道標がありました。

しばらくは滝畑ダム沿いを歩きます。

やがて滝畑ダムの遊歩道と林道との分かれ道に差し掛かりました。

いつもなら滝畑ダム遊歩道を歩くので、ここからは未知のルートです。

林道木谷横谷線という名前です。

林道はアスファルト舗装されていて歩きやすいですが、車が来ることはほぼありません。私が歩いた日は、途中の岩湧寺までで遭遇したのは、バイク2台だけでした。

左右に木々が多く、林道らしくなってきました。

わかりにくいですが、林道横の山肌にわずかに水が流れています。

1号橋という名前の橋を渡ります。

途中でさらに山の奥に入る道があるようです。ほぼ登山道ですね。

途中、道の真ん中に蛇がいました。まったく動かなかったので、生きているのか死んでいるのかよくわかりません。こういう場合は触らず、そのまま素通りするようにしましょう。

しばらく緩やかな上り坂を歩いて行くと、トンネルが見えてきました。

トンネル付近が最初の峠のようです。

梨の木トンネルという名前です。

トンネル内は照明もなく真っ暗ですが、距離が短く出口が見えているので安心です。

トンネルの出口を出ると下り道になります。

トンネルを出たところにある設備です。水道設備のようです。

しばらく緩やかな下り道が続きます。

どんどん下って行きます。

途中、横谷地区の集落に向かう分岐点がありましたが、そのまままっすぐ歩きます。

橋を渡ったところに地蔵菩薩が鎮座しています。

拡大しました。地図で地蔵尊と指定されていますが、由来などは不明です。

林道をさらにまっすぐ歩きます。途中から上りが復活しました。

高木の横を歩いていきます。

単調な道のりのようで、微妙に風景が異なるので飽きずに歩けます。

私が歩いた時は、細かい虫がときおり飛んできましたが、真夏のころよりは少なくなっていました。

この辺りから滝が落ちる音が聞こえてきました。近くにしょろ滝があると考えられます。

地図でしょろ滝と書いているあたりで、林道上から見えた滝です。過去に行った人の画像のものとはとは少し違うようにも見えたので、明確にはわかりません。ただしょろ滝は途中で段があるようにも見えたので、滝の一部が見えただけかもしれません。

滝の流れる様子を少しだけ動画にも撮りました。

しょろ滝らしき滝を見た後、林道を岩湧寺方面に歩いていきます。

林道にはガードレールがあるので、安心して歩けますね。

少し開けてきたところに出てきました。

ここに、小さな分かれ道があります。この道を下ると布引の滝の方に行けるようですが、少し慣れた人向けの下り坂のようです。

私は引き続き林道沿いに歩いていきます。

地図を見ながらひたすら歩いています。

180度以上ある急カーブです。

岩湧の森に入ったようです。

この脇道がすぎこだちの道から一徳防山に向かう道とのこと。

私はそちら方面ではなく、そのまま林道沿いにまっすぐ行きます。岩湧寺まであとわずか。ずっと上ってきましたがこの辺りが最も標高が高いところのようで、この後は下りがメインになりました。

左手に分かれ道のようなものがありますが、葛城二十八宿第十五番経塚に向かう道と考えられます。

今回は引き続き林道沿いを歩きます。

下り坂の先に、見たことのある道が右方向に見えてきました。

こちらは、岩湧山への登山口です。

きゅうざかの道(右)と岩湧の道(左)の2種類から選べます。

これからのシーズンは、岩湧山の山頂も花すすきで見頃になってきますね。

私も経験がありますが、登山道が壊れていて苦労したことがあります。登山道を修復するのに、一般の登山客にも協力を依頼していました。

岩湧寺です。まだ屋根を吹き替えたときのブロンズ色が残っていました。

寺の横から林道沿いに歩いていきましょう。

お昼の弁当を食べたりお昼寝するのに最適な場所です。シート必須ですね。

遠くに見えるのが四季彩館です。いつも下から四季彩館を目指しているので、上から見るのは貴重でした。

訪問した日はあいにく休みでしたが、目の前のテラス席は利用できました。ガラス戸に四季の花などの写真が掲載していました。

四季彩館のテラスで少し休憩した後、引き続き林道を降りていきます。四季彩館からは山道のほうが近道ですが、あえて歩きやすい林道沿いを歩きます。

林道沿いに降りていくと、やがて岩湧の森の駐車場が見えてきます。

第1から第6まで駐車場がありますが、いちばん下の駐車場からは結構な登りです。

訪問した時期は、ちょうどシュウカイドウが美しい時期でした。

縁むすび地蔵さんです。ネット上の口コミによると唐久谷の西浦粂雄さんという方が捧げ奉ったとのこと。

しばらく歩くと、少し高いところに別の地蔵堂があります。こちらの情報はありませんでした。

ようやく岩湧の森の入り口です。歩いてここから四季彩館方向に行くと、まだまだ大変と思いますが、下りでもそれなりに時間がかかりました。

ちなみに四季彩館側からの林道は、滝畑ダム側からの林道とは大きく違います。それは車の往来が多かったこと。ここからは車には注意が必要です。

道が二手に分かれていますが、右手の道を歩くと、流谷を経由して天見駅に行けます。

加賀田川に架かる橋を渡ります。

名勝・岩湧山の石碑です。

石碑を過ぎて降りていくと、建物が増えていきます。加賀田川の渓流を使った施設です。

岩湧の森のあたりは坂が急でしたが、この辺りまでくると、坂が緩やかで歩きやすいです。

加賀田川を何度か渡ります。

やがて陸橋が見えてきました。まだ建設中ですが南河内グリーンロードです。

こちらの道は、幼少時代の楠木正成(多聞丸)に兵法を教えたという伝承の残る伝・大江時親邸があります。

古い石碑です。

神納バス停まで、あとわずか。

無事に神納バス停に到着しました。

神納バス停は本数が少ないので、600メートル先にある南青葉台口バス停までの案内があります。現在募集中の岩湧寺経塚ウォークでも最終目的地を南青葉台口バス停にしています。

私の場合は、少し待つと、うまい具合に神納からのバスの時刻でしたので、神納からバスに乗りました。今回の林道ハイキングは今の時期に最適です。特に滝畑から岩湧寺までの道は車の往来も少なく、舗装された山道ではないので歩きやすかったです。

岩湧の森 四季彩館
住所:大阪府河内長野市加賀田3822-1
開館時間:10:00~16:30
休館日 月・火曜日(祝休日の場合は翌日)、年末年始
アクセス:南海近鉄河内長野駅からバス 夕月橋バス停から徒歩1時間30分、神納バス停から徒歩1時間20分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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