指原莉乃さん「検察庁法改正ハッシュタグ依頼あった」はミスリード。実際はツイッター上での返信レベルの話
指原莉乃さんが5月17日に放送されたテレビ番組『ワイドナショー』で、5月10日ごろにネット上で話題になっていた「#検察庁法改正案に抗議します」のハッシュタグをツイートして欲しいとの依頼があったと語っていたとする情報が拡散しています。
しかし、この「依頼があった」はミスリードです。
拡散させているのは悪質まとめサイト
拡散元となっているまとめサイト『Share News Japan』は、同番組を観たと思われる人のツイートを引用するかたちで次のように書いています。
しかし、指原莉乃さんは「依頼があった」とは言っていません。
「検察庁法改正案についてどう思うんですか?」という話
問題の部分のやり取りを書き起こしました(敬称略)。
読めばわかりますが、「依頼があった」とは言っていません。
言葉遊びのような話ではなく、『Twitter』でファンやほかのユーザーから「ハッシュタグをツイートしてください」や「どう思ってるんですか?」と言われた程度の話であり、なんらかの団体などから依頼されているようなものではありません。
実際、『Share News Japan』から引用されているユーザーも「依頼があったとは言ってないので、ファンからとか言われたんじゃないですかね?なんとなくそんなニュアンスだったような・・・」と「依頼があった」とは言ってないとしています。
指原さんが話していないことをタイトルに持ってくるのはミスリードだと言えます。
Twitterで「お願いします」はあったか?
ついでに調べてみたところ、指原さんにTwitter上で「検察庁法改正のハッシュタグをツイートして欲しい」とお願いするようなやり取りはいくつかありました。
ただしこれらも数えられる程度のものであり、いずれも個人によるツイートと推測できる内容です。
情報の拡散とともにうわさされているような「特定の団体からの依頼」は確認できませんでした。
『Share News Japan』は過去にもグレタさんの母が「娘は二酸化炭素が肉眼で見える」と比喩表現で話したことを切り取り報道したデマや中国人が日本の健康保険に悪乗りして新型コロナウイルスの治療を目的に押し寄せるデマを取り上げたことがあります。
ぶっちゃけた話をすると「このまとめサイトの情報を信じないで欲しい」というのが筆者の本音です。