この兄弟は3人ともリトルリーグのワールドシリーズに出場。MLBのワールドシリーズに出場した3兄弟は…
8月15日、リトルリーグ・ワールドシリーズが開幕し、カリブ代表のキュラソーが初戦を制した。11対0(4回コールド)でオーストラリアを下し、与四球1のノーヒッターも記録した。
この試合には、ジャリクソン・プロファー(オークランド・アスレティックス)の弟ジャードリックが、キュラソーの「4番・捕手」として出場した(2打数1安打、1四球)。ジャリクソンと、彼のもう一人の弟――ジャードリックの兄――ジャレイミーも、リトルリーグ・ワールドシリーズに出場した経験を持つ。現在、ジャレイミーはテキサス・レンジャーズ傘下のAAでプレーしている。
7月にリトルリーグの公式サイトが掲載した記事には「兄弟3人がリトルリーグ・ワールドシリーズ出場は、史上2組目となると思われる」と記してある。1組目は、デトロイト州のヒル3兄弟――タイラー、ドルー、ブレナンだ。1人目と2人目はプロファー兄弟の方が先だったが、ヒル兄弟の3人目は、昨年のリトルリーグ・ワールドシリーズに出場した。現在、長兄のタイラーはランシング・コミュニティ・カレッジで投げている。
ヒル兄弟はもちろん、プロファー兄弟も、メジャーリーグのワールドシリーズには、まだ一人も出場していない。ジャリクソンは2012年にポストシーズンを経験したが、当時在籍していたレンジャーズは、ワイルドカード・ゲームで敗退した。
兄弟3人がメジャーリーグのワールドシリーズに出場したのは、アルー兄弟とモリーナ兄弟だけだ。アルー兄弟のうち、フェリペは優勝できなかったが、息子のモイセスが1997年に優勝した。モリーナ兄弟は、ヤディアー(セントルイス・カーディナルス)も2人の兄も、ワールドチャンピオンになった。
なお、ジョー・ディマジオは10度のワールドシリーズで優勝9度ながら、兄のビンスはシリーズに縁がなく、弟のドムは1946年に出場したものの、勝てなかった。