【大阪/中之島】神様の食べ物だと?大阪「古代メキシコ展」のカフェ&レストランで濃厚スイーツ
はらぺこライターの旅人間です。大阪の国立国際美術館で5月6日まで特別展「古代メキシコ-マヤ、アステカ、テオティワカン」が開催されてますが、もう行きましたか?もしも、まだ行ってないなら…
おすすめ情報を追記しましょう!それは館内にあるカフェ&レストランにある超濃厚スイーツ。その名も「神様の食べ物」という。
(※以下の記事はグルメ紹介だけでなく少し脱線あり)
特別展「古代メキシコ展」とは?
ちなみに、この「古代メキシコ展」に関しては、前回の記事で見所について紹介しましたが、同展は古代都市の遺跡群「マヤ」「アステカ」「テオティワカン」の3つの文明に焦点があてられおり、最大の見所は奇跡の初来日といわれたマヤの「赤の女王レイナ・ロハ」の墓からの出土品でしょう。
昨年の東京・福岡会場では延べ約42万人が来場し、この大阪会場でも大盛況となっている。
異文化が面白い!
実際に観賞して、同展の魅力の一つ”に日本とは異なる文化”をあげたい。例えば、古代メキシコの儀礼で欠かせない「生贄」だ…。マヤ文明では戦争が多く勝利し捕虜を捉えては首を切って生贄として神に捧げていたという…。
この腹の上にお皿のようなモノを持ち横たわる人の像は「チャクモール像」と呼ばれ、ここには生け贄から取り出した心臓を置いたとか…。
ちょっと待った…!
濃厚スイーツの記事のはずでは?何がどう間違って「生贄の話なんてするの?」と感じたそこのあなた!まさにその通り。脱線しています。申し訳ないです。
ただ、私は今回のメキシコ展で「なるほど」と感じたことがある。それは例えば、「生贄」って言葉から連想すると「惨い」「怖い」が先行します。それは当然のことなのだが…。
しかし、古代メキシコの世界観では「人類も動植物も全て他の犠牲によって生かされている」だそう。
つまり、食物連鎖の頂点にある人間が、その連鎖の循環を保つために人間の命を自然界に捧げる、要するに単なる非人道的な宗教儀礼ではないそうだ。
理屈は分かるけど…。日本も武士の時代は切腹という文化が過去にあたように、その時代と地域によって様々な考え方や文化がある。そして、色んな神様がいる。そんな異文化に触れるのは実に興味深い。
下の画像は「猿の神」だ。猿の神の像の胸元にはカカオのネックレスが見える。猿はカカオの実を好んで食べていたという。
そう、カカオと言えば…チョコレート。
この国立国際美術館には新しくオープンしているカフェ&レストランがある。店の名前は「CAFE&LOBBY 隠::IN」という。
正確に言えば、「古代メキシコ展」の開催期間中はコラボレーションカフェ&レストランとして営業し、この夏グランドオープンとなる。しかも空間デザインで知られている津田敬太郎氏がプロデュースするというので注目したい。
尚、前回の記事でも書いたが、ここは美術館に併設された単なるカフェ&レストランではない。知る人ぞ知る大阪本町の隠れた名店『ビストロ 隠』のシェフ隠岐氏が手掛けるお店だ。
ノーマークだときっと損をする。是非チェックしておきたい。
現在は「古代メキシコ展」とのコラボメニューが食べられる。
その一つとしてテオブロマ・カカオ「神様の食べ物」メキシカンスペシャル濃厚チョコレートケーキがある。
やっと、グルメの話に戻ったな…
と思われたかもしれないが、企画展とのコラボなのだから「普通に美味しい濃厚チョコレートケーキ食べるだけ」じゃ~勿体ないと思いませんか。美術館に来たのだから、その背景まで知った上で味わいたいですよね。
これね、本当に濃厚。チョコレート好きにはたまらない味わいですよ。カカオ58%使用の濃厚チョコレートケーキにピスタチオをあしらったフレッシュホイップ、ベリーソースで仕上げられている。
古代メキシコ展に合わせて「スカル(ドクロ)のピック」が付いてくる。こちらは数種類タイプがあるそう。「どれが当たるかはお席でのお楽しみ」だとか。
古代メキシコ展だからこそ「神様の食べ物」というてネーミング。しかし、「なんで濃厚チョコレートケーキ神様の食べ物なんだよ」なんて思う人もいるかもしれない。今回はそこを含めて説明したく脱線した。
その時代と地域によって、様々な考え方や文化があり、色んな神様がいる。それを感じた上でコラボグルメを楽しむ。その方が楽しさが膨らむのではないだろうか。
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CAFE&LOBBY 隠::IN
住所:大阪市北区中之島4-2-55 国立国際美術館
営業時間:火〜木・日祝 :11:00~17:00
(金・土:11:00~20:00)
※15:00〜17:00はスイーツ・ドリンクのみの提供
※特別展「古代メキシコ」期間中はコラボレーションカフェ&レストランとして営業(2024年夏グランドオープン予定)
公式instagram(外部リンク)
特別展「古代メキシコ-マヤ、アステカ、テオティワカン」
期間:2月6日~5月6日(月・振休)
会場:国立国際美術館
開館時間:午前10時~午後5時 毎週金・土曜日は午後8時まで
※入場は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 ※ただし4月29日(月・祝)、5月6日(月・振休)は開館
お問合せ:06-6447-4680(国立国際美術館)
公式ホームページ(外部リンク)
地図(外部リンク)
取材協力:国立国際美術館、CAFE&LOBBY 隠::IN