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藤井聡太王位(19)追いつくか? 豊島将之挑戦者(32)突き放すか? 王位戦七番勝負第2局

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

 7月13日・14日。北海道札幌市・ぬくもりの宿ふる川において、お~いお茶杯第63期王位戦七番勝負第2局がおこなわれます。棋譜は公式ページをご覧ください。

 第1局は豊島挑戦者が快勝を収めました。

 第2局で藤井王位が敗れると0勝2敗。藤井王位はこれまでタイトル戦番勝負において、2番リードを許したことはありません。

 第2局は先後が入れ替わり、藤井王位が先手番です。過去の両者の実戦例をたどれば、相掛かりか角換わりなど、現代将棋最前線の進行が予想されます。

 両者の過去の対戦成績は、藤井13勝、豊島11勝で拮抗しています。

 今年度成績は、藤井王位は7勝3敗です。

 直近では棋王戦本戦で中川大輔八段に勝っています。

 豊島九段は今年度7勝2敗。王座戦準決勝では木村一基九段に勝って、挑戦者決定戦に進出しました。

 王位戦七番勝負は持ち時間各8時間の2日制。1日目は9時に始まり、18時の時点で手番の側が次の手を封じて、指し掛けとなります。

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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