キャンプ旅で必要な10種類のアイテムを厳選【ミニマム装備】最低限の道具で旅する方法
キャンプに慣れてきて「道具が増えて、準備や撤収に時間がかかるようになった」という経験はありませんか?
もしもの時に使う道具や便利な新商品を次々と揃えていくとキャンプ道具は無尽蔵に増えていきます。
しかし、実際にキャンプへ持って行ったけど結局使わなかったというアイテムは意外と多いと思います。
そこで、冬以外の季節で晴れた日にキャンプをするという条件でキャンプ旅に必要な10種類の道具を厳選してみました。
必要な道具
普段着用する行動着(撥水ジャケット、シューズ、帽子、手袋)や身に着ける物(財布、マスク、スマホ、車両のカギ、保険証)などは除外しています。
以下は私が厳選したキャンプ旅アイテム10種類になります。
①テント
②シュラフ
③マット
④カトラリー
⑤クッカー
⑥火気・ストーブ
⑦ライト
⑧洗面用具・下着
⑨食料・水
⑩ザック・バッグ
雨が降らなければ、これらのアイテムだけでキャンプをする事は可能です。
上記で紹介したアイテムには色々なパーツも含まれているので、これから各種類ごとに詳しく紹介していきます。
①テント
一口にテントと言っても、テントには以下のパーツが含まれています。
テント本体(インナー)
フライシート
フレームポール
張り綱
ペグ
グランドシート
グランドシートがあれば荷物を泥汚れから防ぐことができたり、テントの下に敷いて底面の保護ができます。
また、テントの中に敷くインナーシートもあると更に快適になります。
②シュラフ
シュラフは、羽毛が詰められたダウンシュラフと化学繊維の綿が入った化繊シュラフがあります。
こちらはコンパクトさで選ぶならダウンシュラフ、価格の安さで選ぶなら化繊シュラフです。
③マット
マットには空気で膨らますエアーマットと広げるだけですぐに使えるウレタンマットの2種類があります。
軽さで選ぶならウレタンマット、収納サイズで選ぶならエアーマットですね。
④カトラリー
キャンプの食事で使うカトラリーには以下の種類があります。
携帯箸
スプーン
ナイフ
収納ケース
木のスプーンは料理をする時にヘラやしゃもじとしても使えます。
ナイフは野菜を切るだけでなく、ロープを切ったり、木を削ったりすることもできます。
そして、カトラリーの衛生状態を保つためには収納袋も必要です。
必要があれば缶切りもあると良いでしょう。
⑤クッカー
クッカーには以下のアイテムが含まれます。
クッカー本体
クッカーのフタ
シェラカップ
収納袋
牛乳パック
トイレットペーパー
ハンゴウのように大きなサイズのクッカーならキャンプ場の井戸水を煮沸して飲料水として使ったり、バケツ代わりにして簡単な洗濯もできます。
クッカーのフタは食器やフライパンとしても使えます。
シェラカップがあれば、コップや食器、小型の鍋、アルコールバーナーの風防としても使えます。
牛乳パックはまな板や焚き火の着火剤、鍋のフタとして使います。
そして、トイレットペーパーは水が使えない場所での食器拭きにも使うことが出来ます。
最後に焚き火で汚れたクッカーを収納袋に入れておけば、他の道具と一緒に収納しても汚れません。
⑥火気・ストーブ
キャンプ場のカマドを使って焚き火で済ませるという方法もありますが、現地で薪が手に入らない場合もあるのでキャンプ旅ではストーブが必要です。
軽さで選ぶならアルコール式、手軽さで選ぶならガス式、燃料代で選ぶなら灯油式が良いでしょう。
キャンプ場で調理をしたり、暖を取るには以下のアイテムが必要になります。
ストーブ
燃料
風防
ライター
⑦ライト
キャンプの夜を快適に過ごすには明かりが必要になります。
初めて訪れる慣れないキャンプ場で夜間にテントを張ることもあるので、両手が使えるヘッドライトがおススメです。
最近のLEDヘッドライトは明るいので、レジ袋を被せたらランタンとしても十分に使えます。
あと、予備電池も忘れずに。
ヘッドライト
予備電池
レジ袋
⑧洗面用具・下着
以下のアイテムをまとめて洗面用具としています。
タオル
石鹸
歯ブラシ
髭剃り
下着
タオルは体や顔を拭くのは勿論の事、雑巾やウエスとしても使えます。
頭に巻けばバンダナとして、シュラフの収納袋に衣類を詰めてタオルを巻けばマクラとしても使う事が出来ます。
石鹸は、体を洗う、頭を洗う、下着を洗うと何でも洗えます。
あと、眠る時はジャケットやズボンを脱いでシュラフに潜り込めば良いのでパジャマは不要です。
それだと、シュラフが汚れて気になると言うのであれば、シュラフシーツを使うという方法もあります。
⑨食料・水
多くの情報ではキャンプの必需品として食料は除外されていますが、私は食料や水も立派な必需品と考えています。
食材を現地調達しようと思っても、土地勘の無い場所では食料品店が見つからなかったり、閉店時間が早くて食材を手に入れることが出来ない場合もあります。
予め2食分くらいは作れる食材は用意しておくと良いでしょう。
そして、水があれば旅先で汚れた手を洗ったり、移動中にケガをした場合に傷口を洗い流す事も出来ますからね。
飲料水(ペットボトル)
炭水化物(米、乾麺、パン)
タンパク質(卵、ソーセージ)
食物繊維(野菜)
ビタミン(果物)
レトルト食材、缶詰
調味料(塩コショウ、マヨネーズ)
マヨネーズは、油の代用品としても使えます。
⑩ザック・バッグ
最後に全てのキャンプ道具を入れるバッグが必要になります。
ミニマムキャンプのスタイルなら食料を入れても納まる40~50リットルサイズが良いでしょう。
道具を担ぐならバックパック、バイクやチャリに担がせるならサイドバッグやパニアバッグ、自動車移動ならダッフルバッグやコンテナでも良いでしょう。
全ての道具をパッキング
全ての道具をパッキングします。
まずは⑤クッカーの中に⑥ストーブを収納します。
ストーブは小型のアルコール式を使います。
そして、ハンゴウの中に④カトラリーも入りました。
更に⑦ライトと⑧洗面用具も収納できました。
あとは、バックパック(ザック)に①~⑧を詰めるだけです。
50リットルのザックにパッキングしても3分の1以上の容量が余っています。
これなら余裕で⑨食料・水も入ります。
実際にキャンプ
今回はお座敷スタイルなので、イスは使っていません。
テントの下に敷くグランドシートを半分引き出してマットを敷けば立派なリビングスペースが出来ます。
お座敷スタイルならイスは不要です。
青空の下でゴロ寝するのも気持ち良いです♪
アルコールバーナーで調理をする場合は、地面への輻射熱と風による立ち消えに注意が必要です。
2リットルのペットボトルがあれば、テーブルの代わりになります。
キャンプ場のカマドと落ち木があれば、焚き火での調理も楽しむことができます。
最後に
短期のキャンプ旅なら今回紹介した10種類のアイテムだけでも十分に楽しめると思います。
もちろん、キャンプの楽しみ方は千差万別なので人によっては「他にもこれは必要だ!」というアイテムもあるでしょう。
兼用できる道具、アイデアを絞って道具を減らせば、身軽なキャンプが楽しめます!
この記事で道具選びの参考になれば幸いです。