トレランシューズの選び方
|不整地を走るトレランシューズ
トレイルランニング略して「トレラン」。日常走る場合、ほとんどの場所が舗装されているアスファルトを走ります。ランニングの世界では舗装された場所を走ることを「ロード」と呼んでいます。「ロード」の場合は整地されているので、足元を気にせず走ることが出来ますが、「トレラン」山などの不整地を走るので、土や岩場、枕木の階段など一定した路面が無い場所を走りますので、専用シューズ「トレイルシューズ」が必要となります。
|足を保護するトレイルシューズ
不整地でアップダウンの多い山道ではロード用のランニングシューズではグリップが効かず滑りやすく転倒の恐れがあります。更に岩場などでは直接足に衝撃が加わります。トレイルシューズはソールに特徴があり、その一つがアウトソール。グリップ力が高い為、滑り難く安定します。そして岩場の衝撃を和らげるソールがあるので足を守ってくれます。
|トレイルシューズの選び方
トレランをする場合、重要になるのが走る場所になります。例えば、高尾山山頂までならほぼ整地されたコースも存在します。しかし、高尾山を越え陣馬山までのコースは不整地のコースに路面が変わります。そこでトレイルシューズのポイントまとめました。
トレイルシューズの特徴
・クッション性;下りや岩場などの足への衝撃が大きいのでクッション性が高くなっています。
・アウトソール;特徴としては2つ。アウトソールの一つ一つの突起物を「ラグ」、アウトソール全体の凹凸を「トレッド」と呼びます。土で悪天候の場所では「トレッド」の「ラグ」がはっきりして高ければ滑り難くなります。乾いた路面でコース上にロードも含まれ場合は、「トレッド」が凹凸がバランスよく「ラグ」は低めの物がお勧めです。
・つま先の保護;岩場などでのつま先を衝撃から保護する機能を持っています。
・サポート力;足のブレなどをサポートします。
|防水は必要?
雨や泥など悪天候を想定であれば、防水性のあるGORE-TEXを使用したトレランシューズも良いが、通気性など足の蒸れなどを考慮すれば、アッパーはメッシュになっているので、それ程、気にする必要はありません。
路面や距離などに合わせてトレランシューズ選びは必要になります。同時にウエア選び、バックパックや給水ボトル、補給食も必要になります。シューズのみならず準備が必要になるのです。コースも最初は低山でトレイなどある。高尾山以外では、関西の生駒山、新神戸駅の六甲山ハイキングコースで行い走力をつけていきましょう。
Written by マラソン完走請負人/牧野仁です
有限会社スポーツネットワークサービス代表取締役。初心者向け走り方教室「Japanマラソンクラブ」を立ち上げ、様々な方々に走るまでの準備やケガを防ぐ走しり方などを指導。走ることを軸に、旅行(旅RUNの名付け親)や食、健康、美など提供しています。ジョギングインストラクター資格認定講座も開催。
著書;楽して走ろうフルマラソン(ランナーズ)。フルマラソンスタートBOOK(エイ出版)。目からウロコのフルマラソン完走新常識(実業之日本社)など多数。
テレビ;「ラン×スマ(NHK BS)」「ソレダメ(テレビ東京)」など出演。
「相棒」「警視庁・捜査一課長」などランニング監修。
雑誌;Tarzan(マガジンハウス)ランニングスタイル(エイ出版)MONOQLO(晋遊舎)など、監修
YouTubeチャンネル:ビギナーランニングマガジン / 完走請負人牧野.