「煮物の味が濃すぎた」←「水を足すは間違い?」料理人の回答に…『もっと早く知りたかった!』
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さん、「煮物」はよく作りますか?また、「煮物」と聞くと、どんな料理を思い浮かべますか?煮物といっても、肉じゃがや筑前煮など、家庭によって思い浮かべる料理はさまざまあると思います。それぞれのご家庭で違う味付けや具材が使われているからこそ、「我が家の味」として大切にされている料理のひとつではないでしょうか。そんな煮物ですが、
作っている途中で『あ、味が濃すぎた…』なんて経験はありませんか?
このような場面でついやってしまうのが「水を足す」という方法ですが、この方法は果たして正解なのでしょうか?
今回の内容を私のInstagramで発信し、感想のアンケートを取ったところ、93%の方から『もっと早く知りたかった!』との回答をいただきました!
煮物に興味がある方は、最後までチェックしてみてくださいね!
今回の目次
- 水を足すは間違い?
- 出汁を加える
- 水分の多い具材を入れる
- まとめ
水を足すは間違い?
煮物の味が濃すぎたとき、「水を足す」行為は果たして正解なのでしょうか?
回答:間違いではないが、水を足すのは最終手段にしてほしい!
煮物を作っている最中に味が濃くなってしまい、急いで水を足して薄めようとするのは、簡単でついやりがちな方法です。しかし、水を加えると味が全体的にぼやけ、本来の旨味や深みが薄れてしまいます。
とはいえ、水を足すことが絶対にNGというわけではありません。ただ、できれば最終手段にしてほしいというのが、料理人としての私の本音です。
では、どうするのがベストなのでしょうか?私が実際に使う方法は、以下の2つです。
①出汁を加える
②水分の多い具材を入れる
それぞれ、どういった方法なのか?一緒に詳しく見ていきましょう!
出汁を加える
1つ目が…「出汁を加える」です。
これはなんとなく予想はついていた方も多いかもしれませんが、水の代わりに出汁を加えることで、味を薄めながらも煮物の旨味をしっかり保つことができます。
出汁には「昆布」や「鰹節」などの天然の旨味成分が含まれているため、味がぼやけることなく、濃すぎた味付けを自然なバランスに調整することが可能です。
コツとしては…少しずつ加えながら、味見をして調整していくと失敗しにくいです!
また、出汁の代わりに「料理酒」を入れる方法もありますが、こちらはやや上級者向けのテクニックです。料理酒を少量加えることで、アルコールが蒸発し、味がまろやかになり、濃すぎた味を整えることができます!
ただし、加えすぎると苦味が出たり、風味が変わりすぎることもあるので、難易度が高めなので、あまりオススメできません。
水分の多い具材を入れる
2つ目が…「水分の多い具材を入れる」です。
この方法は、水分の多い具材、例えば「こんにゃく」、「しらたき」、「大根」、「きのこ類」、「豆腐」などを使って、煮物の味を自然に薄めるというものです。
これらの具材は水分をたっぷり含んでいるため、煮汁を吸い込みながら全体の味を調整してくれます。
この方法はとても簡単で良いのですが、具材を追加するので量が増えてしまいます。そのため、出来上がった料理をたくさん食べる必要があるのです。
この機会に「大食い」に挑戦してみるのもアリかもしれませんね…。
まとめ
- 煮物の味が濃すぎた時、水を足すのは最終手段にして欲しい。
- 出汁を加えることで、旨味を保ちながら味を調整できる。
- 水分の多い具材を入れると、自然に味を薄められる。
- 具材を増やすと量が多くなるが、実は大食いだったことに気づくかも