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【1泊3500円から】ワーケーションで滞在したい「中国・四国の温泉地」5選【源泉かけ流し!】

高橋一喜温泉ライター/編集者

中国・四国地方は温泉資源に恵まれているとはいえず、全国区の温泉地は道後温泉くらいだが、山陰を中心に良質な源泉がこんこんと湧き続ける静かな温泉地が多い。

源泉かけ流しが楽しめる温泉地を中心に、ワーケーションで滞在したい中国・四国地方の温泉地を5カ所紹介する。

①湯来温泉(広島県)

広島市の山間部に位置する「広島の奥座敷」。数軒のみの小さな温泉地だが、目の前を流れる水内川は、川遊びで人気のスポット。四季の移ろいも体感できるエリアで、春は桜、夏は蛍、秋は紅葉、冬は雪景色を見られることも。水内川に面する「国民宿舎湯来ロッジ」は、広島では貴重な源泉かけ流しで、Wi-Fiも利用できる。

②湯原温泉(岡山県)

美作三湯のひとつで、開放的な混浴露天風呂「砂湯」が名物。足元湧出の全国でも大変貴重な露天の共同浴場である。川沿いに十数軒の宿が並ぶが、Wi-Fi環境はまちまちで、源泉かけ流しではない宿もある。事前の確認が重要だ。ワーケーションの受け入れには積極的で、テレワーク施設「Uffice(ゆフィス)」が整備されたほか、ワーケーションプランを提供する宿もある。

③長門湯本温泉(山口県)

星野リゾートの協力の下、温泉街の再生が進む。リニューアルされた名物の共同浴場「恩湯」など、周辺はゆっくり滞在したくなる、スタイリッシュな空間に生まれ変わっている。長門市ではJALと提携し、ワーケーションの実証実験を行うなど、ワーケーション受け入れに積極的に取り組んでいる。

④俵山温泉(山口県)

長門湯本温泉と同じく長門市にある素朴な温泉地。もともと湯治文化が根づいており、各宿に長期滞在する宿泊客は街の中心にある共同浴場に通うのが俵山のスタイル。昔ながらの小さな宿が多いので、Wi-Fi環境などは確認が必須だが、近年オープンした「ゲストハウスねる山」は、Wi-Fi可でワーキングスペースもある。素泊まり3500円~なのもうれしい。

⑤道後温泉(愛媛県)

共同浴場「道後温泉本館」は国の重要文化財。まわりの宿に宿泊する観光客も、みんな一度は入りにくる日本を代表する共同浴場だ。温泉情緒を感じられるのは本館周辺にかぎられ、周囲は都市化が進んでいるが、その分、素泊まりでも飲食には困らない。ビジネス系ホテルなどリーズナブルな宿に滞在しながら、温泉は共同浴場に通うというプランも成立するだろう。

高橋一喜|温泉ライター
386日かけて日本一周3016湯を踏破/これまでの温泉入湯数3800超/著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)/温泉ワーケーションを実行中/2021年1月東京から札幌へ移住/InstagramnoteTwitterなどで温泉情報を発信中

温泉ライター/編集者

温泉好きが高じて、会社を辞めて日本一周3016湯をめぐる旅を敢行。これまで入浴した温泉は3900超。ぬる湯とモール泉をこよなく愛する。気軽なひとり温泉旅(ソロ温泉)と温泉地でのワーケーションを好む。著書に『日本一周3016湯』『絶景温泉100』(幻冬舎)、『ソロ温泉』(インプレス)などがある。『マツコの知らない世界』(紅葉温泉の世界)のほか、『有吉ゼミ』『ヒルナンデス!』『マツコ&有吉かりそめ天国』『スーパーJチャンネル』『ミヤネ屋』などメディア出演多数。2021年に東京から札幌に移住。

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