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【横浜市】動き出す壁画も!街中のアートにどれだけ気づけるか/アートと横浜③

krayskyライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

アートと横浜をテーマに紹介してきた、「横浜トリエンナーレ」(こちらの記事)に「黄金町バザール」(こちらの記事)。アートイベントも豊富な横浜には、街中にもたくさんのアートが!連載最終回では、横浜・桜木町・関内周辺の壁画(ウォールアート)を紹介する。

横浜ビブレ近く「ヨコハマ西口アートプロジェクト」

横浜駅西口、横浜ビブレ側(横浜市西区南幸2-15-13周辺)のスペースが壁画で華やかになっている。「ヨコハマ西口アートプロジェクト」で制作されたもの。

2024/4撮影
2024/4撮影

Gravityfree(グラヴィティフリー)、KensukeTakahashi(高橋 憲助)、LuiseOno(オノ ルイーゼ)の3組のアーティストが手掛けた。

2024/4撮影
2024/4撮影

ビルとビルの間の階段スペースが、カラフルな空間になっている。

2024/4撮影
2024/4撮影

スマホをかざすと動き出す!野毛にあるAR壁画

冒頭で紹介した、GravityfreeとKensukeTakahashiによる作品がここにも。野毛エリアの日ノ出町駅寄りにある「Ibox Bld 宮川町」(横浜市中区宮川町2)の駐車場側、ビル全面に描かれている。

2023/10撮影
2023/10撮影

じつはこの壁画、AR(拡張現実、Augmented Reality)の技術を使って動き出すしかけが。「Artivive」というアプリをダウンロードして、壁画全体をスマホ画面に映すと、絵が変化するのだ。ARを使った作品制作をしている、KAREZMADとのコラボ作品。

2024/5撮影
2024/5撮影

アプリを使って、壁画全体をスマホ画面に映すと、このようになる。前の写真と見比べてみてほしい。ロボットや空の色が変わっている。

アプリ「Artvive」のスクリーンショット画面(2024/5閲覧)
アプリ「Artvive」のスクリーンショット画面(2024/5閲覧)

スマホの中で、アートは刻一刻と変化する。動画として録画することも可能。木に寄り掛かっているロボットの輪郭は、徐々にぼやけていき…。

アプリ「Artvive」のスクリーンショット画面(2024/5閲覧)
アプリ「Artvive」のスクリーンショット画面(2024/5閲覧)

猫の姿も見えなくなって…。

アプリ「Artvive」のスクリーンショット画面(2024/5閲覧)
アプリ「Artvive」のスクリーンショット画面(2024/5閲覧)

草原に立つ木の姿が残る。

アプリ「Artvive」のスクリーンショット画面(2024/5閲覧)
アプリ「Artvive」のスクリーンショット画面(2024/5閲覧)

アプリを提供するArtviveは、オーストリア・ウィーンで2017年に創業。AR技術を活用して、アーティストやクリエイティブに新しい表現方法を提供している。Artviveのアプリは世界190か国にわたって、美術館やアートで使われているという。

街を歩いてお気に入りのアートを見つけよう!

街中のアートに気づき始めると、ここにも、あそこにもと目が留まるようになる。

横浜駅東口、JR線路の高架下にある第一高島架道橋(横浜市西区西区高島2-10周辺)。アートプロジェクト「ミューラル(壁画)ワンライン」で、アーティストのPHIL(フィル)が手掛けたもの。

2024/4撮影
2024/4撮影

道路を挟んで向かいには、アーティスト・imaone(イマワン)による作品もあり、高架下の両側がアート空間になっている。 大宮駅・武蔵浦和駅などにも同プロジェクトで制作された壁画がある。

関内駅北口。JRの改札を出てすぐ、再開発の工事が進んでいる(横浜市中区港町1-1)。仮囲いには、雄々しいドラゴンが描かれている。

2024/3撮影
2024/3撮影

反対側の関内駅南口にあるオフィスビル「belle関内」(横浜市中区蓬莱町1-1-3 )。アメリカンなグラフィックと「和」のアイコンが融合した壁画が、目を惹く。

2023/11撮影
2023/11撮影

アートイベントに出かけたり、街中の壁画に立ち止まってみたり。身の回りにあるアートを楽しみたい。

ライター/東京神奈川行ったり来たり(横浜市)

東京生まれ、東京&神奈川&アメリカ大陸育ち。出版社やメーカー勤務を経て、好奇心とともに東奔西走。好きな言葉は「一石二鳥」「三つ子の魂百まで」。文化/日本語/フィクションとノンフィクション/経済的/すこやかな生活。

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