ドジャー・スタジアムのマウンドにカーショウが上がる。ホーム開催のオールスターで先発登板は史上13人目
今年のオールスター・ゲームは、クレイトン・カーショウ(ロサンゼルス・ドジャース)とシェーン・マクラナハン(タンパベイ・レイズ)が先発マウンドに上がる。開催地は、ドジャー・スタジアムだ。カーショウは、ホーム開催のオールスター・ゲームで先発登板した、史上13人目の投手となる。
前回、ドジャー・スタジアムでオールスター・ゲームが行われたのは、42年前の1980年だ。今年、コミッショナーによって選出されたアルバート・プーホルス(セントルイス・カーディナルス)は、この年の1月に生まれた。カーショウが産声を上げたのは、その8年後だ。
これまで、カーショウは、ドジャース一筋に過ごしてきた。ホーム開催のオールスター・ゲームで投げるチャンスは、なかったということだ。今年は、最初で最後のチャンスとなるかもしれない。昨オフにドジャースと交わした再契約は1年1700万ドルだが、来シーズン以降もプレーするとしても――今シーズン限りで引退の可能性も皆無ではない――ドジャース以外のユニフォームを着る可能性は高くない気がする。
ちなみに、カーショウのオールスター・ゲーム選出は、今年が9度目。2011年以降、選ばれなかったのは、2018年と昨年の2度だ(2020年のオールスター・ゲームは開催されず)。2011~15年と2019年の6試合に出場しているが、意外にも、先発投手を務めたことはなかった。
今年の先発登板は、ホーム開催が大きな理由ながら、今シーズンの投球は素晴らしく、12登板で防御率2.13を記録している。なかでも、4月13日と7月15日は、まさに「ビンテージ・カーショウ」だった。どちらの登板も、完全試合まであと2イニングに迫った(「完全試合に2度迫った投手たち。最後の達成者が出た後、あと6アウト以下が2試合はカーショウが5人目」)。
7月15日から数えて、オールスター・ゲームの登板は中3日となる。おそらく、投げるのは1イニングだろう。ア・リーグの1~3番には、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)、アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)、ラファエル・デバース(ボストン・レッドソックス)が並ぶ。