紅白出場の宮脇咲良 韓国専門家が語る「かわいい理由」 TWICEメンバーとの「日本的美人」共通点も
紅白歌合戦出場が決定した韓国の5人組ガールズグループLE SSERAFIM(ルセラフィム)。
そこに日本人メンバーが在籍することはもはや言うまでもない。
メンバーのサクラ(宮脇咲良)は過去に日本ではAKB48、韓国でも日韓合同グループIZ*ONEのメンバーとして活躍した。
そんな彼女が今年5月2日の本人にとっての3度めのデビューから、1年も経たないうちに紅白歌合戦出場を果たしたのだ。
他でもない、韓国の地で人気を得て、結果を残し、それが日本にも伝わってきた「答え」でもある。実際のところ本人の韓国での認知度はルセラフィムのデビュー前からグループ内で突出しており、その活躍を牽引してきたといえる。
なぜ彼女が韓国で人気を博しているのか。
韓国のファンからは「カメラに映る時の表情の作り方が上手い」「さすが日本時代からの経験豊富」といった声が聞こえてくる。メンバーからは「サクラテス」。哲学者ソクラテスをもじったもので「なんでもない話をさもスゴイことのように話す」。
いっぽうで彼女が醸し出す雰囲気を、こんなふうに言い当てる人たちがいる。
「異国的な情緒がある」
「ちょっと上向きで、薄い二重まぶたの目が印象的」
はたまた
「戦闘能力のないネコのようだから」
美容整形外科医たちだ。
韓国では「顔分析」というジャンルで多くYouTubeを展開している。目・鼻・耳・口がどうなのか。それらのバランスによってどういう印象を与えるのか。人気のあるチャンネルはフォロワー数3万弱。各チャンネルともに男女人気グループの「顔」をズバッと分析している。
「宮脇咲良が韓国でどう見られているのか」
そこに別角度から迫る証言を紹介しよう。
卵型の輪郭、上に上がった目
まずは、「タウムTV」を運営するタウム整形外科のキム・デヒョン院長。動画では同じ日本メンバーのカズハとともに2人の日本人メンバーの「顔分析」を行った。咲良についてはこう話している。
「都市的な顔ですよね。目が非常に大きい。丸い目が全体的に上向きに、涼しげに張っています」
「顔は全体的に卵型なんですが、顔の上部にある目が少し上に上がっていることにより、全体的にはいわゆる『ネコ型』それも『かわいいネコ型』と言えるでしょう。日本で活動していた時(HKT48時代)には、ビジュアル面でも代表格だったと聞いていますが、たしかにそう言える美しい顔だと思います」
卵型の輪郭に、ちょっと上に上がった目。これが「ネコ型」を生んでいると。
ほくろにより「東洋美と西洋美が共存」
より詳しく「ネコ型」について言及しているのは、「One Peak TV」を運営するOne Peak整形外科のオ・ジェユン院長。
ネコ型の印象はやはり顔の輪郭と目から来ているのだという。
「顎がVライン寄りの卵型。目は大きく丸いが、目尻が上がっている。ネコ型に近い顔ですね」
輪郭は卵型なのだが、顎のかたちが少しだけシャープ。これが彼女の特徴なのだと。
さらにオ院長が注目したのは「目」について。より細かく、説明を行っている。なぜ、彼女が韓国で「自国にない特徴を持つアイドル」として人気を博すのか。その大きな要因だとしている。
「二重まぶたのラインは写真によって違いますが、前方の前のラインが始まりの地点から見える『セミアウトライン』に近いかたちになっています。二重部分の高さはないのだが、始まりの地点から丸く上がっている点が異国的な感じを出しています」
またオ院長は今回紹介する4人の美容整形外科医のうち、唯一この"点"について評価した。
「鼻がスッと高く、よく見ると右側にあるほくろがある。これがより顔をより立体的に見せる効果があるんです。全体的に東洋美と西洋美が共存する、顔のパーツが派手な美人像といえます」
目鼻耳口のほかの、ちょっとした要素がプラスに作用しているというのだ。
鼻がクールすぎず純情なイメージを生む
続いて「フォーロインME」の整形外科専門医イ・ギョンミン氏。この先生もまた、かなり熱く語っている。宮脇咲良が韓国で感じさせる「異国情緒」についてこう言う。
「全体的に細くて色白。顔をじっくり見ても、確かに『日本のアイドル』という印象がある。つまり、異国的な印象があるんですよ。だから(韓国の)皆さんも好きなのではないか。そう思います」
「一言で言うと、華麗なネコの印象。華麗ではあるのだが、攻撃力のないネコですね」
それはいったいどういうこと?
やはり、目にポイントがあるという。
「目はまず、縦横が大きい。目の瞳孔も、レンズをつけてはいると思うんですが、大きい方です。顔の中で目が非常に大きく見えるのです」
「二重まぶたはけっして派手なものではない。いわゆる『インアウトライン』、非常に薄く二重になっています。その二重は派手ではないものの、目自体が非常に大きいため、顔のなかで目の比率が多く見える。目が大きいからと言って、二重は決して濃いものではない。ここがポイントですね。目自体が大きいため、瞳孔も大きいうえに白い部分も広い「三白眼」。これが涼し気に見える理由です」
いっぽう、鼻のかたちが『クールすぎない印象』を生み出しているという。
「大きな目に対して鼻は、小さくはあるが少し長い印象。横から見ると少し曲線の入ったラインでもある。日本のお客さんは『丸顔でかわいい』を望むが、咲良さんはどちらかというと『かわいい』というより『典型的美人』の部類。それでいて鼻の先が少し丸いため、クールというより、純情な印象も見せています」
頬のかたちに注目…TWICEメンバーと共通する「日本的要素」
最後に医院名と同じチャンネル名「PSPS」のイ・ジョンソク院長。彼は他の日本人K-POPアイドルと比較しつつ興味深い考察を行っている。
同じグループのカズハの顔が「非常に韓国的」なのに比べ、宮脇咲良には日本的な特徴が見えるという。
「頬骨あたりにボリュームがあり(ほほがややふっくらとしている)、いっぽうで頬の下が少し凹んでいる」
そして、日本の女優や歌手にもこういった特徴のある人がいるのだと。
TWICEのサナ、モモだ。
「ほっぺたが少しふっくらしている」ということ。イ院長いわく「個人的にはこれが日本的特徴だと思う」。さらに「もしこの落差を矯正したいのなら、脂肪移植という方法がある」とまで。
最後に、今回紹介した韓国の専門家4人の分析をまとめてみよう。宮脇咲良は、韓国人にとってこういった特徴がある、ということだろう。
韓国的…二重のラインが派手ではない
少し長い鼻。ただし先が少し丸いため柔らかい印象も
卵型で少し顎がシャープ。日本で人気の「丸顔」とは違う
異国情緒…二重が派手ではないが目が大きく、上を向いている
ほくろ。顔を立体的に見せている
ほっぺたが少しふっくらとしている点が日本的
12月31日、彼女が日本のテレビに映った際に「こういう背景もあってこのステージにいるんだな」とチラッと思っていただけたら。