【姫路市】珈琲店だけどコーヒーが得意でない人もOK 珍しい種類のケーキは最後のひとかけらまで愛おしい
姫路城にほど近く、播磨国総社 射楯兵主神社の神門からは100歩足らずで到着する「姫路 総社本町珈琲店」。総社を参拝する度、自然体の外観が心に留まっていたのです。店内には思っていた以上にほのぼのとした空気が漂っていました。
ふらりと入れば、自分の場所に
2つのテーブルとカウンター4席、緊張せず、ふらりと入れる。ベビーカーと一緒に、3世代そろって、など幅広い年齢層に利用されています。場所柄、お宮参り後や挙式へ参列する前の待ち時間といった使い方も。
店主が“煎りたてコーヒー”の魅力に気づいたのは、焙煎コーヒーの講座で淹れ方や知識を習得してから。その後、姫路市夢前町のカフェ経営を義母から受け継ぎ、出産・育児の専念期間を経て「また、やりたいな」と2022年9月に店名を新たに今の地へ。
コーヒーの香りに包まれながら、販売しているワンちゃん服、アロマワックスサシェ、アクセサリー、帽子、多肉植物といった作家作品を観賞することだってできます。
カウンターに座ると、カラフルなラテボウルやアロマカップ、ソーサーが目に飛び込んできました。
コーヒーやラテはこちらに淹れていただけるのかな。
ファンも多いキャロットケーキに夢中
コーヒーは浅煎り、中煎り、深煎りの3種、各国のものを。コーヒーが得意でない人はラテや紅茶、抹茶ミルクやココア、ミックスジュースで。
今日は「カフェラテ」に。自家焙煎の深煎りブレンドで、フォームミルクがたっぷりと。
スタッフ手づくりのケーキは3、4種類用意されていて、日によって変わります。「試行錯誤を重ねてきました」とスタッフ。「ごろごろキャロットケーキ」や「ヴィクトリア・サンドウィッチケイク」って、この辺りでは珍しい。
「キャロットケーキ」に決めた。大阪から来店する人もいるほど人気なのです。
ニンジンをすりおろし、くるみはロースト、レーズンは湯通し。なんて手間がかかっているのでしょう。生地はしっとりしていて、シンプルな素材の味わいでギルトフリー。クリームチーズのフロスティングは自分のタイミングで口に運び、爽やかな甘みの広がりを楽しみました。
そしてラテのちょっとした苦みがアクセントになる。
「ラテ」×「キャロットケーキ」、おすすめなだけあるわ。ラテは最後のひと泡まで、ケーキは最後のひとかけらまでが愛おしい。
クッキーや焼き菓子も並んでいます。
ドリンクと一緒にテイクアウトして、店舗横のベンチでいただくのもいい。
「人生で出合ったカフェの中で、一番好き」と感想を伝えられたこともあるとか。共感。特に店主やスタッフとの距離感の心地よさ。千姫が会話を交わしたいときには明るく丁寧に、飲食に向き合いたいときにはさりげなく見守ってもらっていて。
カフェの原点を感じられた気がしました。
姫路 総社本町珈琲店
兵庫県姫路市総社本町159
営業時間:10:00~16:00
定休日:日、月曜 ※臨時休業はインスタグラムのストーリーズで確認を
駐車場:なし
※問い合わせはインスタグラムのDMから