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【秋田県大仙市】老舗食堂の絶品漢メシ!大仙市四ツ屋『庵』のカツのせピリ辛味噌ラーメンとは?

KANEYANライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

創業40年超!大仙市四ツ屋の老舗食堂『庵(いおり)』とは?

ラーメン、ラーメン、ガソスタ、ラーメン。

角館と大曲を結ぶ国道105号線沿いは、秋田県南エリア屈指のラーメン激戦区である。特に大仙市四ツ屋付近は根強い人気を誇る朝ラーの聖地『ラーメンショップ 四ツ屋店』や激辛好きにはたまらない『らぁ麺屋 武市商店』など個性派がガチンコサバイバルしている。

そんな大仙のラーメンストリートで、長年地元民に愛され続けている一軒の老舗食堂がある。創業から40年以上を数える『お食事処 庵』である。

『お食事処 庵(いおり)』
『お食事処 庵(いおり)』

その年季の入った扉を開けると、親切なお母さんが迎えてくれた。どうやらこちらのお母さんが、ひとりでこの店を切り盛りしているようだ。

老舗食堂といえば漫画本だ
老舗食堂といえば漫画本だ

店内は広々としており、テーブル席のほかに座敷も完備。私の隣では、完全地元仕様のお父さんが漫画本片手に中華そばを啜っている。溢れ出る生活感と滲み出る昭和感。古き良き食堂ならではの空気を感じながら、私は壁に掲げられたメニューに目をやった。

品書き

品書き
品書き

中華そば:550円、味噌ラーメン:550円、鍋焼うどん:700円、カツ丼:650円、カツ定食:750円、焼肉定食:750円、野菜炒定食:650円、肉鍋定食:800円、チャーハン:600円、スペシャル野菜炒め定食:750円など。

550円の中華そばや600円のチャーハンなどリーズナブルな食堂メニューが並ぶ。これからの季節には欠かせない鍋焼うどんスペシャル野菜炒め定食のスペシャル具合も気になるところだが、今回私がチョイスしたのはこいつだ。

カツのせピリ辛味噌ラーメンとは?
カツのせピリ辛味噌ラーメンとは?

カツのせピリ辛味噌ラーメン。そのパワフルなキラーワードに思わず二度見してしまった私である。

実は秋田県の北東部に位置する小坂町の名物として知られている「かつラーメン」だが、県南ボーイの私にとっては未知なる存在である。そう、今日はこの老舗食堂で新たな出会いがありそうだ。

老舗食堂の絶品漢メシ!『お食事処 庵』のカツのせピリ辛味噌ラーメンとは?

カツのせピリ辛味噌ラーメン:750円
カツのせピリ辛味噌ラーメン:750円

カツのせピリ辛味噌ラーメンが登場。主役のラーメンを覆いつくすように、大きなトンカツが仁王立ち。この圧倒的なビジュアルで750円はかなりお得ではなかろうか。グーグーと鳴るお腹はゴングの合図。トンカツと味噌ラーメンの最強タッグと対峙する時間がやってきた。

サックサクのカツがたまらない!
サックサクのカツがたまらない!

まずは目の前のトンカツを攻める。うんま。揚げたてサックサクのカツがたまらない。

野菜多めのラーメンとトンカツとのバランスが抜群!
野菜多めのラーメンとトンカツとのバランスが抜群!

カツを食べた勢いのまま、ラーメンを攻略。ピリ辛のスープの中には玉ねぎ、キャベツ、もやし、ネギ、人参といった具材がスタンバイ。この野菜ファミリーが、こってりなトンカツを迎え撃つために、良い働きをしてくれている。

ピリ辛のスープをまとったカツも旨し!
ピリ辛のスープをまとったカツも旨し!

前半は揚げたてサックサクのカツを楽しみ、後半はピリ辛のスープをまとったカツを味わう。どんぶりの中に隠された変幻自在の味に、百戦錬磨の私もあっさりとKO負けだ。

トンカツを食べてご飯の代わりにラーメンを啜る。昔ながらのお母さん食堂で出会った新たなラーメンカルチャー。トンカツとラーメンの二大巨頭が手を組んだニュースタイル。これはハマる。間違いない。

ひとり確信する11月の昼下がりだ。

【店舗情報】
お食事処 庵
住所:秋田県大仙市四ツ屋字上-古道144-3
営業時間:11時頃~17時頃
電話番号:0187-66-1440
定休日:日曜日

ライター/地域クリエイター(大仙市・横手市・仙北市・仙北郡)

大仙市在住のWEBライター。趣味は酒場巡り。現在はYahoo!で地域情報を発信しているほか、秋田市のフリーペーパー「あおぽ」でグルメ記事の執筆や「大仙経済新聞」の運営にも携わっています。

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