高知市の仁井田神社では、今年も「風回廊」が開催されています。

訪れる人々に耳と目で涼しさを感じてもらおうと、同神社が昨年始めた取り組みで、風鈴の涼やかな音色が参道を彩り、夏の暑さを和らげる風物詩として親しまれています。

風鈴などをカラフルにあしらった「風回廊」の魅力をご紹介します。

仁井田神社へは、高知南インター線を新港方面へ「高知医療センター」「高知県立大学池キャンパス」を過ぎ、大平山トンネルを抜けた先の信号を右折します。

春野赤岡線を西へ進み、三里中学校から500mほど進むと、「仁井田神社」の案内看板が見えてきます。そこから北へ住宅街を500ｍほど進んだ奥に神社があります。

神社手前に広い駐車場があります。

参道入り口には、樹齢700年余、高さ30mはある見事な御神木の「クスノキ」がお出迎えしてくれます。

なんと今年の３月に高知市の天然記念物に指定されたばかり。訪れた際にはぜひ参拝してクスノキからパワーをもらってください。

仁井田神社の参道に設置された「風回廊」は、風車や提灯に地元の「みさと幼稚園」の園児が絵付けした陶器の風鈴が華やかに参道を彩っています。

カラフルで個性的なデザインの風鈴には、園児たちの夢や願いが込められた短冊が吊り下げられています。

子どもらしい願い事を見ていると自然と笑顔になれました。

風鈴の音と風車の動きが涼しい風を運び、木陰の参道を散策する際には心地よい涼しさを感じることができます。

参拝前に手を清める手水舎には、夏らしいヒマワリなどの花が浮かべられた「花手水」があります。

夏なので、花が傷みやすい時期ですが、カラフルな花が心を癒してくれます。こういう心遣いがうれしいですね。

入母屋造り千鳥破風付きの屋根を持つ大きな拝殿と、春日造りの本殿が周囲の木々に包まれて落ち着いた雰囲気で心が洗われるようです。

人々の生活に、縁の深いご利益をもたらしてくれる福の神として、様々なご利益がある「えびす神」も祀られています。

こちらの神社では、おみくじは引かずに釣りあげます！自分で運を釣り上げるのも楽しいですね。

NHKの朝の連続ドラマ「らんまん」主演の神木隆之介さんも、高知へ撮影に訪れた際にこちらで鰹みくじを釣りあげた写真が飾られていました。

カツオのお腹の部分におみくじが挟まっています。持ち帰る方も多いですが、境内に結ばれている姿がシュールでした。

参道を吹き抜ける風に揺れる色とりどりの風鈴やカラフルな風車が、美しい音色とともに訪れる人々を迎えてくれます。

8/1には、仁井田神社の「夏祭り」が開催されます。子供相撲も予定されているので、にぎやかな夏の夜を過ごせそうです。

夜の参道もライトアップされて華やかになりそうですね！

仁井田神社の「風回廊」は、8月下旬まで楽しむことができます。夏の涼を感じながら心地よいひとときを過ごしにおとずれてみませんか。