もう飼うことができない?→法律での「短頭種の繁殖禁止」で絶望してしまう
オランダ在住のひかさん夫婦。愛犬のパグを飼っています。オランダは動物愛護党があるので動物の飼育にも条件が定められています。自治体によりますが「犬税」が必要な場所もまだ存在します。
短頭種の犬に対する「繁殖禁止令」が施行されています。この規制は、パグを飼っているひかさんたちのような人々にも影響を及ぼします。オランダでは2019年からこの禁止令が施行されており、ヨーロッパ全体で徐々に広がりつつあります。しかし、オランダの規制は特定の犬種を指定しているわけではなく、「頭の3分の1分、鼻が出ていない犬」に対して適用されます。
そのため、パグはもちろんのこと、ペキニーズ、ブルドッグ、ボストンテリアなどの犬種も対象となります。また、チワワも規制の対象となる可能性があり、判断が微妙なケースもあります。ただし、逆に言えば、鼻が十分に出ているパグであれば規制の対象外となる可能性があります。
この規制により、オランダのブルドッグ犬協会やブリーダーは解散し、個人間での売買サイトでも警察による厳しい取り締まりが行われています。オランダ国内での購入が非常に難しくなっているため、隣国のベルギーやドイツのブリーダーから犬を購入する人もいます。
しかし、将来的にはこれも難しくなる可能性があります。オランダでは、犬を飼うこと自体を禁止しようとする動きが進んでいる団体もあり、「パグは今後、美術館や博物館でしか見ることができない存在になるかもしれない」とまで言われています。
お鼻がでているブルドック達が少しづつ市場に出てきているようなので、どんなお顔なのか興味がありますね。