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【富田林市】たった4回の練習ですばるホールの大舞台に!ミュージカル体験講座直前リハーサル&本番を取材

奥河内から情報発信奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

私のように詳しくないものにとっては、舞台というものはプロが演じ、それを観客として感動しながら楽しむものだと思っていました。しかし、実際にはプロではない市民が練習を重ねて体験してステージを披露するというパターンもあることを知りました。

例えば東大阪では5月26日に市民オペラが行われますし、身近な所では河内長野のラブリーホールにはミュージカルスクールがあって、子どもたちがミュージカルを学び練習して、毎年本公演が披露されます。

今回、富田林でも子どもたちがミュージカルを体験してホールで公演を行うという情報をキャッチしました。話を聞けば発表会を入れてたった4回だけ集まっての練習で、いきなり本番を行うというのです。

すばるホールのミュージカル体験講座は、ラブリーホールのような公演ではなく、あくまでミュージカルに参加する子どもたちの親御さんら関係者だけが招待されて楽しむものでした。

とはいえ、とても気になったので最終リハーサルと本番が行われるという日に、すばるホールの担当者に特別にお願いして取材させていただくことになりました。

リハーサル室では子供たちが最終リハーサルに向けて準備をしています。

台本があり、それに目を通しています。今回のミュージカルは練習回数が短いこともあり、上演時間は10分程度とのことですが、最大で800人が入る大ホールで演じられるわけですからとてもすごいことですね。

レッスンが始まりました。リハーサル室では準備運動と簡単な練習が行われました。

講師の羽根博司先生は元劇団四季の俳優さんで、大阪芸術大学非常勤講師を経て、現在はミュージカル教室の講師として演技指導を行なっているそうです。まさにこの道のプロ中のプロと言えるような方。そんな方から直々に演技指導が受けられるとは、子どもたちがうらやましくなりますね。

リハーサル室からいよいよホールに向かいます。

通常は入れない使用中のドアの中に入っていきます。

後からついていきましょう。

リハーサル室から舞台へは階段を下りる必要があるんですね。初めて知りました。

ということで、いきなり舞台の上に到着しました。

上を見上げると照明が多く並んでいますね。

この位置は舞台の袖と言われるところですね。舞台の間に黒い幕が3つもある多層構造になっているのも客席からは気づかないので新鮮です。

舞台の上から客席を眺めます。誰もいないだけでも緊張しそうな800人収容の大ホール。

子どもたちも複雑な表情をしています。スタッフの方が直前の準備をしていました。

さて、客席に戻り、最終のリハーサルの様子を見学します。

羽根先生が子どもたちに指導している横で、スタッフが準備を急いでいます。子ども向けのミュージカル体験ですが、実際には本番のステージそのものの照明や音響を使った本格的な内容です。

リハーサルが始まりました。リハーサル室の簡単な練習と違い、本番を想定した通しの練習です。

リハーサルは3回ほど行なわれました。最初は照明もないような雰囲気でしたが

途中からは本番を想定した照明となり、リハーサルなのにもう本番が始まっているように見えます。

練習のときには、小さなお子様よりも大きなお子様のほうが声が小さいと羽根先生からの指導が入ります。

小学生以下の小さなお子様は怖いもの知らずのように元気な大声を出しているのに対して大きいお子様は中学生ということで恥じらいもあるのでしょう。大舞台に緊張しているような気がしました。

火が出るような照明などもあり、迫力満点です。

羽根先生は、リハーサルが終わる度に的確なアドバイスを子どもたちに行なっていました。「大声を出せば緊張がほぐれる」「思い切ってやったほうが恥ずかしくない」など、舞台経験が豊富な方だからこそのアドバイスだと思いました。

そして、いよいよ本番です。いったん幕が閉じて親御さんら関係者が入場してきました。

舞台で演じる子どもたちはもちろん緊張しているのでしょう。しかし、親御さんたちはもっと緊張しているようで、会場内は緊迫した空気が流れます。

さあ、いよいよステージが始まりました。リハーサルを見ていた私も、本番で失敗しないように祈りながら拝見していました。

リハーサルの時も頑張っていましたが、やはり目の前に観客がいるためでしょうか?本番では、みんな大きな声が出て、完成度が最も高いような気がしました。

こうして10分強のミュージカルは無事に終わりました。短い時間とはいえ本番を入れてたった4回集まってのレッスンで、ここまでできるというのは本当に驚きです。

無事にステージが終わり、最後に羽根先生が子どもたちにねぎらいの言葉をかけ、親御さんに美味しいものを食べさせてあげて欲しいと要望を出していました。会場は大きな拍手でステージの成功を祝っているようでした。

すばるホールの担当者の話では、ミュージカル体験教室の次回開催に関してはまだ決まっていないそうですが、できればこれからも続けていきたいということでした。次回の募集を待ちわびたいところですが、すばるホールは今月も来月もいろんな公演があるようです。

ミュージカルではありませんが、体験ができるものをひとつ見つけました。4月15日までの締め切りで5月19日にすばるホールの大ホールで、ピティナ・ピアノステップの体験行なえるとのこと。

どのようなジャンルでも、すばるホールのステージで体験ができるのは、なかなかない機会ですから興味がある人は申し込んでみてはいかがでしょう。

すばるホール

住所:大阪府富田林市桜ヶ丘2番8号

アクセス:近鉄川西駅から徒歩10分

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奥河内地域文筆家(河内長野市・富田林市)

河内長野市の別名「奥河内」は、周囲を山に囲まれ3種類の日本遺産に登録されるほど、歴史文化的スポットがたくさんある地域です。それに加えて、都心である大阪市中心部に乗り換えなしで行ける複数の大手私鉄(南海・近鉄)と直結していることから、新興住宅団地が多数造成されており、地元にはおしゃれな名店や評判の良い店なども数多くあります。そして隣接する富田林市もまた、歴史文化が色濃く残る地域。また南河内地区の中核都市として、行政系施設が集まっています。これを機会に、奥河内(一部南河内含む)地域に住んでいる人たちのお役に立つ情報を提供していければと考えています。どうぞよろしくお願いします。

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