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「梅は袋のまま冷蔵庫に入れないで」←「そのワケとは?」元スーパーの店員が解説

ぱるとよ料理研究家

梅のシーズンがやってきましたね!梅ジュースや梅シロップ、梅干しなど、さまざまな梅仕事が楽しめる時期です。皆さんは梅を漬けていますか?

梅の実はこの季節になるとよく売れますが、時には売れ残って冷蔵庫で保存されることもあります。そんな時、袋の内側に水滴がついていることがあります。

この水滴がついたまま冷蔵庫に入れると、梅が傷んでしまいます。

そこで今回は、元スーパーの青果担当の私が、梅の正しい保存方法を紹介します。

梅を購入したらすぐに袋から出そう

袋の内側に水滴がついている梅を買ったら、すぐに袋から取り出してキッチンペーパーで拭き取りましょう。

梅に水分がついていると、傷みやすくなります。購入後すぐに漬け込むのが理想ですが、時間がない場合もあるでしょう。その場合は、漬ける種類に応じた保存方法を実践してください。

青梅の保存方法

梅ジュースや梅シロップ、梅酒などは、青梅を使うことが多いです。

すぐに加工できる場合は、梅を洗ってなり口を取り、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。その後、目的に応じて漬け込みます。

すぐに漬け込めない場合は、青梅の状態をキープするため、水気をキッチンペーパーで拭き取り、ポリ袋に入れて野菜室で保存しましょう。青梅は非常に傷みやすいので、なるべく早く漬け込むことをおすすめします。

梅干し用(南高梅)の保存方法

梅干しを作る場合は、しっかりと追熟させる必要があります。黄色くなるまで追熟させる際、水分は大敵です。

梅の表面についた水分をしっかりとキッチンペーパーで拭き取り、新聞紙やお盆に乗せて風通しの良い涼しい場所で追熟させます。

この間、梅が傷んでいないか毎日チェックしてください。

好みの熟度になったら梅干しを漬け込みましょう。

まとめ

  • 袋の水滴に注意:梅を購入したらすぐに袋から出してキッチンペーパーで拭き取る。
  • 青梅の保存:水気を拭き取り、ポリ袋に入れて野菜室で保存。早めに漬け込む。
  • 梅干し用の保存:水分を拭き取り、風通しの良い場所で追熟させる。毎日チェック。

梅の保存方法を実践して、せっかくの梅が傷まないようにしましょう。興味がある方は、ぜひ試してみてください。

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