連敗を10で止め、横浜DeNAはここから…。前回10連敗の2019年は2位
4月23日、横浜DeNAベイスターズが15日ぶりに白星を挙げ、4月9日からの連敗を10で止めた。
横浜DeNAの二桁連敗は、2019年4月16日~28日の10連敗以来だ。この年はそこから巻き返し、読売ジャイアンツに次ぐ2位でシーズンを終えた。10連敗となった時点の勝率.は360(9勝16敗)。その後は勝率.539(62勝53敗3分)だった。シーズン序盤の10連敗という点は、今シーズンも同じだ。現時点の勝率は、連敗を止めた試合を含めても.190(4勝17敗4分)に過ぎないが、シーズンはまだ118試合が残っている。
ただし、横浜DeNAの球史において、2019年は例外中の例外だ。その前に二桁連敗を記録した16シーズン――1954年と1955年、1989年は、二桁連敗がそれぞれ2度――は、いずれも負け越し、4位より上の順位は皆無だ。勝率.450以上のシーズンは3度しかなく、半分の8シーズンは勝率.400未満。約3分の2の10シーズンは最下位だ(1951年は7チーム中6位)。
また、4月の二桁連敗は、直近の2度だけではない。1954年と1961年もそうだ。1954年の大洋松竹ロビンスは、4月10日から25日まで負け続け、4月27日に白星を挙げて連敗を11で止めたものの、それも束の間、翌日から5月16日まで12連敗を記録した。4月10日~5月16日の25試合は、1勝23敗1分、勝率.042だった。
なお、三浦大輔監督が選手時代に経験した二桁連敗は、1993年(10連敗)、2002年(13連敗)、2003年(10連敗)、2008年(14連敗)、2015年(12連敗)の5度。どの二桁連敗も、ストリーク中の試合に登板している。