羽生結弦選手がプロアスリートへの転身を発表、所属契約のANAはこれまで9年間に渡ってサポート
男子フィギュアスケートの羽生結弦選手(ANA所属)が7月19日に都内ホテルにて会見を行い、競技会には今後は出場せずに、今後はプロアスリートとして活動し、4回転半ジャンプについても今後もチャレンジしていくことを明らかにした。
2013年7月1日からANAの所属選手になった羽生結弦選手
羽生結弦選手が長年所属契約をしていたのがANAであり、所属選手契約会見を結んだ2013年7月1日からのANA関連のイベントに登壇した際の様子を写真を中心にまとめてみた。
2013年7月1日にANAと所属契約を締結。羽生結弦選手にとっては初めて企業所属契約となり、2014年2月のソチオリンピック(ロシア)の7ヶ月前であり、当時のANAの発表では海外渡航する際の輸送契約など活動を全面的にバックアップするとのことだった。
2度の金メダル獲得後は、ANA本社で報告会を開催
そして2014年2月のソチオリンピック、2018年2月の平昌オリンピック(韓国)で2大会連続で金メダルを獲得した際には、それぞれ帰国後に東京・汐留のANA本社を訪れ、金メダルの報告会が行われた。
2018年の平昌オリンピック後は「成功することって、1回挑戦したから出来るわけではなくて、失敗があって裏付けがある」
2018年2月の平昌オリンピック後の報告会では、ANA社員を前に「成功することって、1回挑戦したから出来るわけではなくて、失敗があって裏付けがあって、その当たり前のような成功を掴み取ることが本当にどれだけ難しいかということをここに帰ってきて感じています。飛行機って僕たちの乗っている時、普通に離陸して普通に着陸して、それが当たり前ですけど、そういった当たり前の成功の中には、沢山の方々がその当たり前のために働いていて、その当たり前をサポートしてて、そういった当たり前の成功の為に尽力してくださっている方々がいる、そういう会社の人間として成功を持って来れたことは喜ばしいことです。こういう会社にサポートしていただいて幸せです」とANAのサポートに対してのお礼を述べ、その後はANAの社員と共に笑顔で記念撮影をしたのが印象的だった。
関連記事:羽生結弦選手が所属するANA社員に金メダル報告「失敗の裏付けがあって、当たり前のような成功を掴める」(2018年2月27日掲載)
ANAのイベントにも数多く参加した羽生結弦選手
それ以外でもANAのオリンピック応援イベントや新制服の発表会などにも登場し、イベントを盛り上げる光景が見られた。
ANAもプロアスリート転身にあたりコメントを発表
ANAも羽生結弦選手のプロアスリート転身にあたってコメントを発表し、「これまでのご活躍に敬意を表するとともに、プロスケーターとして新出発される事は喜ばしいことだと感じています。4回転アクセル挑戦に代表されるように、「努力」「忍耐」「挑戦」は羽生選手の代名詞であると言っても過言ではないと感じており、沢山の人に勇気や感動を与えてきてくださいました。活躍の舞台は変わりますが、プロスケーターとして、引き続き世界中の人々に勇気や活力を与えて下さる事を期待しております。羽生選手の「挑戦する心」をこれからもANAは応援していきます」と今後もサポートを継続することを明らかにした。