デビュー以来16連勝(13KO)でWBC米国スーパーミドル級王者となった21歳
サウスポーのプエルトリカン、エンリケ・コヤゾ(33)とロスアンジェルス在住のメキシカン、ディエゴ・パチェコ(21)によって争われたWBCアメリカ合衆国スーパーミドル級タイトル決定戦は、静かな立ち上がりだった。
ファーストラウンドの終盤から、コヤゾはオーソドックスで戦い、スイッチを試みたが、それでも大きな展開は無かった。4回、多少パチェコの手数が増え、浅く右をヒットさせる。
第5ラウンド残り50秒、パチェコの右ストレートが火を噴き、コヤゾがキャンバスに沈む。起き上がったプエルトリカンに止めを刺そうと連打したところで、レフェリーが試合を止めた。
パチェコはデビュー以来16連勝をマーク、そのうちの13がKOである。
身長193cm、リーチ201cmの体格を生かしたボクシングを展開していけば、パチェコは大化けするかもしれない。注目の若手である。