【多肉の葉挿し】室内育成はじめて2か月経ったので、成長速度/水やり/不安な事お話しします
みなさんこんにちわ!taniku-dayのchikaです。
今回の記事では、今までタブーとされていた多肉植物の室内育成の件についてご紹介します。
というのも、1月~3月下旬の冬の寒さが厳しい時期に葉挿しの成長が止まる事が悩みでした。今の時期に発根させ春の成長期を迎えたいのに、全く育たず現状維持、未発根の葉に関しては乾燥で枯れてしまうこともシバシバです。
多肉植物生産者さんのように、日中暖かく夜間の温度が外より暖かい環境があればいいのにな~と悩んでいたところ、ある部屋が温かい事に気付きました。
昨年12月から実験をはじめ約2か月。成長速度や水やり、育成にあたっての不安な事もでてきたので、今回はその事についてお話ししていこうと思います。
私のように
- 冬も葉挿しを成長させたい方
- 外に置いておけないほど寒い地域の方
- 室内管理に挑戦してみたい方
はぜひ最後までご覧になってください。
多肉植物の室内育成の条件
葉挿しが育つ条件は、適度な光量・気温・水やりです。隣接する建物や太陽高度の関係で室内まで光が伸びず光量が足りない場合もあります。また、葉挿しの活動が活発になる15度以上の室温キープ、こまめな水やりも必要です。
これらの条件が揃うと、簡易的な室内温室が完成し真冬の時期も葉挿しの育成が可能となります。
今回の育成にさきがけて、12月3日から300枚の葉挿しを使って室内育成実験を始めていました。
- 日中気温が20度、夜間は15度前後
- 光が室内まで差し込む
- 窓を開けて外気浴が可能
秋ごろの気候に近い状態となりました。
2か月間の葉挿し育成実験の結果
- ストップしていた成長が進んだ
- 春を待たずして枯れていたであろう葉に発根の兆しが見えた
- 根が水を吸い上げる量が増えた
という結果になりました。
屋外管理では、夜間気温が5度前後となり成長スイッチがオフとなりますが、10度以上をキープできたことで、成長が進みました。
また、発根できない葉は春を待たずして枯れる事が多かったのですが、枯れそうな葉からも発芽発根がみられました。
成長スイッチがオンになり、根が水を吸い上げる量が増えた事で、芽の成長も早くなりました。
以上の事から、葉挿しは室内でも育つということがわかりました。
環境が整わず冬の葉挿し育成を諦めていた方は、室内葉挿しも視野にいれてみてはいかがでしょうか?ただ、一定の光量は必要だと感じています。
太陽の光が届かない部屋で育てる場合、室内照明の光量では足りないと思います。その場合、植物育成LEDライトを使うとイイと思います。
発芽前は、室内照明でも問題ありませんが、発芽後は徒長の心配があるため植物育成LEDライトがあると、形を整えながら育てる事ができます。
室内葉挿し育成の今後の課題
順調に育ってくれた室内葉挿し達の今後の課題は水やりと置き場所。
室内葉挿しの水やり
現状は、加圧式霧吹きで水やりをしています。根がそこまで伸びていないので、霧吹きでも十分根に届きます。今後は、鉢底へ伸びた根にどうやって水をあげるかが課題です。
室内で、鉢底穴から流れるほど水やりは難しいですよね。底面給水トレーを使うかベランダにトレーを運びシャワーで水やりをするか考えていかなくてはと思っています。
室内葉挿しの置き場所
6cmポリポットに3~6枚の葉挿しを育ていますが、大きくなったら鉢上げしなくてはいけません。場所が3倍!6倍必要となります。タニラーの置き場所問題は永遠の課題ですね。
さいごに
今回は、2か月間の室内の葉挿し育成実験の結果をご紹介しました。いかがだったでしょうか?
個人的には、夏の葉挿しの方がよく育って好きだったのですが室内で育てられることがわかって断然冬派になりました(笑)
この記事をきっかけに、室内で葉挿しを育てる仲間が増えると嬉しいです。