なんか、急にこの一日でフェイスブック上で毎日新聞の記事がシェアされまくっています。
iPS細胞の、山中さんの記事。
という冒頭から始まり、山中さんの記事は、後半にはこんな言葉が。
同じような立場なので、彼女の苦労が理解できる。彼女を助けてあげたいと本当に思う
この山中さんの発言に「共感した」とか「懐が深い、さすが!」といった賞賛とともにフェイスブックやツイッターなどで広がりを見せているのだ。以下がその部分。
と、ところがだ。この記事をもう一度じっくりと見てみると・・・
な、なんと63日前の、2ヶ月も前の記事!
そうなんです、STAP細胞の論文が発表されたのが1月30日付の科学誌ネイチャー。(2014年2月5日、共著者のバカンティ教授のチームがヒトとして初めてのSTAP細胞であるとみられる細胞の写真を公表したとのこと)そして、不自然な画像データが在るとして調査が始まったのは、2月10日過ぎ(理研広報室は14日、外部の専門家も加えて調査を始めたと明らかにしている)
ちなみに、直近の山中さんのコメントはというと
(朝日新聞4月4日)
先ほどの2ヶ月前の記事は、かなり爆発にシェアされているようで、出元となった毎日新聞の公式ツイッターも以下のとおり。
この一連のソーシャルメディアを見ていて、やはり感じるのはこのこと。
詳細を読まずにシェアをしたり、一次情報(出典)を確認せずに拡散するリスク
ネットメディアが広がる中で、使う我々のメディアリテラシーが改めて問われる、と思うのです。
秋元祥治・公式ブログ http://akimotoshoji.blog.jp より