「ドロドロの茶碗蒸し」←「どうして!」料理人が語る…【3つの原因】と【対処法】
こんにちは、料理人のぱぷちゃんです!
皆さんの好きなたまご料理は何ですか?
「玉子焼き」?「目玉焼き」?それとも…「茶碗蒸し」?
作る機会が圧倒的に多いのはやはり…「玉子焼き」と「目玉焼き」ではないでしょうか。「茶碗蒸し」は確かに美味しいのですが、他のたまご料理と比べて圧倒的に手間がかかるし、なにより失敗しやすい!
よくある失敗事例として、「固まらなかった」が挙げられます。茶碗蒸しが固まらなかった原因は大きく分けて「3つ」あると私は思います。
今回は固まらなかった原因を解説し、それの対処法をお教えしたいと思います。茶碗蒸しで失敗したことがある方はぜひ最後までお付き合いください!
今回の目次
- 具材の入れ過ぎ
- 舞茸はNG
- 卵と出汁の黄金比
- まとめ
具材の入れ過ぎ
まずは、「具材の入れ過ぎ」から見ていきましょう。
茶碗蒸しは様々な具材を入れて楽しむことができる料理です。それがゆえに、つい具材を入れ過ぎてしまうことがありませんか?
具材によっては水分が大量に出ることがあります。水分が大量に出てしまうと…卵と水分の割合が崩れ、固まらない可能性が高まります。
器のサイズにもよりますが…具材は多くて、「3種類で2切れずつ」と決めるのがオススメです!
舞茸はNG
ご存知の方も多いとは思いますが、茶碗蒸しに舞茸を入れてはいけません。なぜなら…
舞茸にはタンパク質を分解する「酵素」が含まれているから。
茶碗蒸しというのはそもそも、卵に含まれる「タンパク質」が熱によって固まる性質を利用した料理なので、タンパク質を分解されてしまうと固まらなくなるのです。
★ここからが意外と知らない情報です。
実は…舞茸に含まれる「タンパク質分解酵素」は加熱をすることで失われます。つまり、どうしても舞茸を茶碗蒸しに入れたい場合は、あらかじめ「下茹で」をすれば良いのです。
卵と出汁の黄金比
続いて、「卵と出汁の黄金比」を見ていきましょう!
茶碗蒸しというのは厄介な料理で卵の分量が多すぎると固い食感になり、逆に出汁が多いと固まりません。
だからこそ、茶碗蒸しを作るうえで「卵と出汁の黄金比」は必要不可欠です。いつも私の記事を読んでいる皆さんに感謝お気持ちを込め、黄金比を大公開したいと思います。
卵1個(M)に対して、出汁は180ml
これを覚えてください!
まとめ
- 具材は入れ過ぎない(目安は3種類で2切れずつ)
- 舞茸にはタンパク質を分解する「酵素」が含まれている
- 舞茸をどうしても入れたい場合は下茹でをする
- 茶碗蒸しの黄金比は「卵1個(M)に対して、出汁は180ml」