Yahoo!ニュース

アイスホッケーを知らなくても(ちょっと)語ることができるNHLの基礎知識・その4

加藤じろうフリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家
カブスの応援に駆けつけたシカゴブラックホークスのキャプテン・テイズ(右)とキース(写真:USA TODAY Sports/アフロ)

今季のNHLが開幕してから、明日(現地時間)で1か月!

開幕を目前に控えた先月には、

「アイスホッケーを知らなくても(ちょっと)語ることができるNHLの基礎知識」

と題して、3回にわたって記事を掲載しました。

続いて今月はウエスタン カンファレンスの14チームを、2回にわたって紹介。

まず今回は、セントラルディビジョンの7チームです!

尚、本文中のリンクをクリックしていただくと、筆者のオフィシャルサイトに掲載した該当する項目の記事を、ご覧いただくことができますので、併せてお楽しみください。

▼ウエスタンカンファレンス・セントラルディビジョン

★シカゴ ブラックホークス(イリノイ州シカゴ)

NHL加盟=1926年 優勝=6回(直近2015年)

昨季=プレーオフ(PO)ファーストラウンド敗退

10年前まで閑古鳥が鳴いていたスタンドが、近年は常に超満員。

昨季はキャプテンのジョナサン・テイズ。一昨季はパトリック・ケインが、全チームの中でジャージの販売数第1位に輝くほどの超人気チームに変貌。

★ナッシュビル プレデターズ(テネシー州ナッシュビル)

NHL加盟=1998年 優勝=なし 昨季=POセカンドラウンド敗退

一昨季から攻撃型チームへの変貌を掲げ、攻撃力の高い選手を揃えている。

ホームアリーナの命名権を持つのは「ブリヂストン」とあって、チームロゴの入った ↓ このようなグッズも販売された。

NHLのホームアリーナでゴルフグッズも販売! (Rights of Jiro Kato)
NHLのホームアリーナでゴルフグッズも販売! (Rights of Jiro Kato)

★セントルイス ブルース(ミズーリ州セントルイス)

加盟=1967年 優勝=なし 昨季=POサードラウンド敗退

マイク・ヨー コーチが来季からHCに昇格する人事を、今季の開幕前に発表。

NHL公認ビデオゲームの顔に選ばれたウルジミール・タラセンコの攻撃力と、チャールズ・グレンが歌うアメリカ国歌は一見(一聴?)の価値あり。

★ダラス スターズ(テキサス州ダラス)

加盟=1967年 優勝=1回(1999年) 昨季=POセカンドラウンド敗退

ミネソタ ノーススターズとして誕生し、1993年からダラスへ移転。

大胆なヌードで話題になったこともあるタイラー・セギンを筆頭に、屈指のオフェンス陣を有し、昨季の得点は30チーム中第1位(平均3.2点)

★コロラド アバランチ(コロラド州デンバー)

加盟=1979年 優勝=2回(直近=2001年)

昨季=レギュラーシーズン(RS)敗退

創立時はケベック ノルディックス。1995年に移転すると、その年に初優勝。

今季は開幕2か月前にパトリック・ロワHCが突然の辞任を発表したため、急きょ新たなHCを招いて開幕を迎えた。

★ミネソタ ワイルド(ミネソタ州セントポール)

加盟=2000年 優勝なし 昨季=POファーストラウンド敗退

チームがダラスへ移転した後、「ホッケーステイト」と呼ばれるミネソタのファンが熱望し新チームが誕生。大のホッケー好きだったスヌーピーの作者の出身地とあって、アリーナにはピーナッツの仲間たちの姿が!

ミネソタワイルドのジャージを着たピーナッツの仲間たち (Rights of Jiro Kato)
ミネソタワイルドのジャージを着たピーナッツの仲間たち (Rights of Jiro Kato)

★ウィニペグ ジェッツ(カナダ・マニトバ州ウィニペグ)

加盟=1999年 優勝=なし 昨季=RS敗退

旧ウィニペグジェッツがアリゾナへ去った15年後、アトランタ スラッシャーズの運営権を購入したオーナー企業がフランチャイズを移し、2011年に新生・ウィニペグジェッツを創設。AHLのチームとホームアリーナを共用している。

◆「アイスホッケーを知らなくても(ちょっと)語ることができるNHLの基礎知識・その5」へ続きます。

フリーランススポーツアナウンサー、ライター、放送作家

アイスホッケーをメインに、野球、バスケットボールなど、国内外のスポーツ20競技以上の実況を、20年以上にわたって務めるフリーランスアナウンサー。なかでもアイスホッケーやパラアイスホッケー(アイススレッジホッケー)では、公式大会のオフィシャルアナウンサーも担当。また、NHL全チームのホームゲームに足を運んで、取材をした経歴を誇る。ライターとしても、1998年から日本リーグ、アジアリーグの公式プログラムに寄稿するなど、アイスホッケーの魅力を伝え続ける。人呼んで、氷上の格闘技の「語りべ」 

加藤じろうの最近の記事