台風5号が影響 6日は大阪で38度予想
5日は全国の108か所で猛暑日となり、福岡県糸島市で38.9度を記録、この夏全国で最も暑い日となった。6日は台風5号の接近・上陸で暑さに拍車がかかり、大阪や山口で38度となる見通し。
この夏全国で最も暑い日
5日(土)は日本海側を中心に晴れたところが多く、福岡県糸島市前原で38.9度を記録しました。この夏全国で最も高い気温です。
35度以上の猛暑日は全国で108か所を数え、こちらもこの夏初めて100か所を超えました。九州北部では梅雨明け後、厳しい暑さが続いていて、福岡県久留米市、佐賀県佐賀市、山口県山口市では10日連続の猛暑日となりました。
福岡市では夜も30度
5日午後7時現在、全国の120か所で30度以上あり、広島県広島市では33.7度です。瀬戸の夕なぎという言葉通り、瀬戸内海では海風から陸風に替わる夕方は一時無風状態となります。今夜は一段と寝苦しいでしょう。
今夜最も気温が高いのは福岡県福岡市で、6日(日)朝の気温が30度と予想されています。夜でも熱中症の危険性が高まります。連日の暑さで寝不足が重なっている方も多いでしょう。体力に自信があると思う人でも油断は禁物です。
そして、大阪は38度
晴れる日が続くと、夜も気温が下がりにくくなり、暑さが蓄積されます。暑さの悪循環で、日に日に暑さが厳しくなるわけですが、台風が近づくと暑さに拍車がかかります。
台風が持ち込む非常に暖かい空気と南寄りの風によるフェーン現象が重なり、猛烈な暑さとなることがあります。
6日の最高気温は大阪府大阪市、兵庫県豊岡市、鳥取県米子市、山口県山口市の4府県で38度となる見通しです。
大阪では過去130年あまりで、最高気温が38度を超えた日は16日しかありません。その半数が2000年以降の8月に集中しています。
6日の東京はくもりがちのため、大阪ほどの暑さが予想されていませんが、それでも最高気温は32度まで上がる予想です。予想以上に晴れ間が広がった場合は暑さが厳しくなる可能性もあります。台風5号の接近・上陸の影響は暑さにも現れます。