Yahoo!ニュース

人前で食事ができない「会食恐怖症」を知っていますか?

まめねこマンガ・イラストレーター/小学生をラクにするアイテム研究家

あなたは大勢でにぎやかに食事をするのは好きですか?

苦手だなと感じる方もいるかもしれません。

もし「耐えられないほどの恐怖や不安を感じる」という方がいたら、それはもしかしたら「会食恐怖症」に当てはまるかもしれません。

今回、Instagramを通じて体験談を寄せて下さった一人の女性は、幼い頃の出来事をきっかけに、大人になった今も会食恐怖症とつき合っています。

つきあいが悪いと思われたくない、心配させたくない、理解が得られにくい…こうした思いから会食恐怖症を抱えながらもなかなか周囲に告白できず、一人で抱えこんでいる方もいるのではないでしょうか。

この体験談を通じて多くの方が「会食恐怖症」を知るきっかけとなったら幸いです。

「私も会食恐怖症です、でした」がたくさん寄せられました

この体験談を投稿したのはInstagramでした。

そこには数多くの「私も会食恐怖症です」「昔会食恐怖症でした」というコメントが寄せられました。

なかなか理解が得られなかったり、必死に悟られないように努力されてきた方がたくさんいました。

克服された方達の意見は同じく悩む方にとって何かヒントがあるかもしれません。

コメントはこちらから読めます↓

Instagram「会食恐怖症を知っていますか?【第1話】
Instagram「会食恐怖症を知っていますか?【第2話】

原因の一つに行き過ぎた「完食指導」

「食べ物を粗末にしない」
「残したらもったない」
「食べられない国の人もいるのに」
「作ってくれた人に申し訳ない」

一度は言われたことがある言葉ではないでしょうか。

私達日本人は物を大切にすることを美徳としてきたように思います。しかし、この食べ残さないように、という完食指導をきっかけに会食恐怖症に繋がるケースも少なくないようでした。

会食恐怖症を多くの方が知ってくれたら

会食恐怖症を克服できた方は、周囲の理解ある声かけなどで、少しずつ人前で食べられるようになった方が多いように思います。

このご時世、会食の機会は少ないものの、コロナ禍が収まればまた再び会食は一つのコミュニケーションツールとして行われるようになるでしょうし、こうした未来を不安視されている方もいると思います。

今回の体験談を通し、一人でも多くの方に会食恐怖症を知ってもらい、それが悩みの軽減につながってくれたらいいなと思います。

マンガ・イラストレーター/小学生をラクにするアイテム研究家

10歳、6歳の男の子ママ。Instagramでは『小学生をラクにするアイテム』発信する傍ら、様々な体験談のマンガ化もしている。自身の現在進行形体験談「子どものチックで悩んでいます」も不定期更新中。

まめねこの最近の記事