「今日の将棋を負けてしまったというのはすごい悔しい」叡王戦五番勝負で敗退した出口若武六段コメント
出口若武六段「ちょっと序盤は失敗してしまったかなあ、とは思ったので。(45手目▲6八玉から▲7八銀)ちょっと玉を寄られて、銀を上がられてみると、あまり、どんどん行く展開とかにはならなくなってしまったんで。いやちょっと、苦しい展開かなと思ったんですけど。なんか、さすがに本譜、一応歩も取れて飛車も引けたので(66手目△7六同飛から△7一飛)、ちょっとペースが来始めたのかなと思ったんですけど。最後ちょっと着地が・・・(がっくりとうなだれる)。いやちょっと着地がひどかったかもしれないです(苦笑)。まあでも全体的には自分の実力だったのかな、という感じがします。最初苦しくなってしまったかなと思っていたのが、響いたという感じですね。(五番勝負を振り返って)徐々に慣れてきたといった面はあったかな、と思っていたんですけど。ちょっと、今日の将棋を負けてしまったというのはすごい悔しいという気持ちがありますね。まあでも、1局目と2局目はちょっと内容がよくなかったという面でも、まあ少し、もう一回ちょっと鍛え直して上にあがっていければとは思っています」