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「今日の将棋を負けてしまったというのはすごい悔しい」叡王戦五番勝負で敗退した出口若武六段コメント

松本博文将棋ライター
(記事中の画像作成:筆者)

出口若武六段「ちょっと序盤は失敗してしまったかなあ、とは思ったので。(45手目▲6八玉から▲7八銀)ちょっと玉を寄られて、銀を上がられてみると、あまり、どんどん行く展開とかにはならなくなってしまったんで。いやちょっと、苦しい展開かなと思ったんですけど。なんか、さすがに本譜、一応歩も取れて飛車も引けたので(66手目△7六同飛から△7一飛)、ちょっとペースが来始めたのかなと思ったんですけど。最後ちょっと着地が・・・(がっくりとうなだれる)。いやちょっと着地がひどかったかもしれないです(苦笑)。まあでも全体的には自分の実力だったのかな、という感じがします。最初苦しくなってしまったかなと思っていたのが、響いたという感じですね。(五番勝負を振り返って)徐々に慣れてきたといった面はあったかな、と思っていたんですけど。ちょっと、今日の将棋を負けてしまったというのはすごい悔しいという気持ちがありますね。まあでも、1局目と2局目はちょっと内容がよくなかったという面でも、まあ少し、もう一回ちょっと鍛え直して上にあがっていければとは思っています」

将棋ライター

フリーの将棋ライター、中継記者。1973年生まれ。東大将棋部出身で、在学中より将棋書籍の編集に従事。東大法学部卒業後、名人戦棋譜速報の立ち上げに尽力。「青葉」の名で中継記者を務め、日本将棋連盟、日本女子プロ将棋協会(LPSA)などのネット中継に携わる。著書に『ルポ 電王戦』(NHK出版新書)、『ドキュメント コンピュータ将棋』(角川新書)、『棋士とAIはどう戦ってきたか』(洋泉社新書)、『天才 藤井聡太』(文藝春秋)、『藤井聡太 天才はいかに生まれたか』(NHK出版新書)、『藤井聡太はAIに勝てるか?』(光文社新書)、『棋承転結』(朝日新聞出版)など。

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