エンジェルスが今年のサイ・ヤング賞投手に興味!? これは大谷翔平の去就と関連しているのか
ロサンゼルス・エンジェルスは、ブレイク・スネルとの契約に動くかもしれない。MLB.comのマーク・フェンサンドによると、とても興味を抱いている、という。
今オフ、スネルは、サンディエゴ・パドレスからFAになった。数日後に31歳の誕生日を迎える。今シーズンは、両リーグ2位の奪三振率11.70と1位の防御率2.25――防御率2.60未満は他にいなかった――を記録し、与四球率4.95はワーストながら、5年ぶり2度目のサイ・ヤング賞に選出された。
今シーズン、エンジェルスで先発20登板以上の5人中、防御率4.10未満を記録したのは、3.14の大谷翔平しかいなかった。5人以外は、先発10登板未満だ。スネルと同じく、大谷もFAになっている。
大谷の去就にかかわらず、エンジェルスが再建に向かうことなく、来秋のポストシーズン進出をめざすのなら、ローテーションの整備は必要不可欠だろう。それも、大黒柱となり得る投手が欲しいところだ。右肘の手術を受けた大谷は、エンジェルスと再契約を交わしたとしても、来シーズンのマウンドには上がらない。
実際にそうするのか、あるいはそうできるのかについては疑問符もつくが、ペリー・ミナシアンGMは、ロン・ワシントン監督の就任会見で「このオフシーズンは積極的に動く。このチームをよくするつもりだ」と語っている。
また、大谷がどの球団でプレーするのかを決める前に、エンジェルスがスネルを迎え入れることができれば、勝とうとしていることを大谷にアピールできる。再契約の可能性を高めることにつながる。
ただ、エンジェルスがスネルを欲しがっても、手に入れることができるとは限らない。MassLive.comのクリス・コッティーロやシアトル・タイムズのライアン・ディビッシュによると、スネルは、故郷に本拠を置くシアトル・マリナーズで投げたがっているという。
ちなみに、大谷とスネルは、通算8打席で対戦している。結果は、4打数2安打。二塁打とシングル・ヒットが各1本と内野ゴロが2本で、あとの4打席は四球だ。