アップルが「WWDC 2018」で発表する新製品は? iOS12などのソフトウェアが中心との噂
日本時間の6月5日(火)午前2時から、アップルの開発者会議「WWDC 2018」がいよいよ開催されます。
昨年の「WWDC 2017」では『iPad Pro(第2世代)』や『iMac Pro』、『MacBook Pro(2017)』などにくわえてスマートスピーカー『HomePod』も発表され、大きな話題となりました。
そのため今年のWWDCでも『iPad Pro(第3世代)』や新型『MacBook』の発表があるのではないかと期待されています。その一方で、米ブルームバーグからは「ハードウェアの発表はほぼない」と否定する報道も出ています。
そうなると「結局何が出て、何が出ないのか?」となることでしょう。そこでこの記事では、どのような製品が発表されるとみられているのかを紹介していきます。
ソフトウェアは『iOS 12』が確実視
ソフトウェアではiPhone・iPad用の最新OS『iOS 12』は確実に出るだろうと言われています。言われている、というよりWWDCでは毎年新しいiOSが発表されているため、これが出ないと困ります。
そのほかMac用の『macOS 10.14』、Apple TV用の『tvOS 12』、Apple Watch用の『watch OS 5』、そしてスマートスピーカー『HomePod』用の新しいソフトウェアも発表されるとみられています。
安定性の向上を中心とした『iOS 12』
『iOS 12』では、新機能よりもバグの修正や機能の改善がメインになると言われています。
たとえばアニ文字のFaceTime対応、音声認識アシスタント『Siri』と検索画面のさらなる統合、おやすみモード機能の改善、iPadへの写真転送機能の改善などが挙げられています。
新機能としては拡張現実(AR)アプリをマルチプレイ対応にする「ARKit 2.0」と、iPhone依存を治すために子どものデバイス利用時間を管理できる「Digital Health」が追加されるとのことです。
アプリの共通化を図る『macOS 10.14』
『macOS 10.14』では、iPhone・iPad・Macにおいてアプリの共通化が行われるとされています。
そのほか32bitアプリへの対応終了や、iTunesアプリの改善などが伝えられています。
ハードウェアは発表されない?
続いてハードウェアです。ハードウェアについては「発表がない」との見解が有力視されています。
この見解が出る前は『iPad Pro(第3世代)』、新型『MacBook』、『iPhone SE 2』が期待されていました。
Face ID対応『iPad Pro(第3世代)』
Face IDを搭載した12.9インチと約10.5インチの2種類の『iPad Pro(第3世代)』の発表が期待されていました。
『iPad Pro(第3世代)』はiPhone Xに似たデザインであり、本体サイズは第2世代と同じながらもベゼル部分が薄いため液晶画面のサイズは大きくなるとのことです。
『MacBook Air』後継? 13.3インチ新型『MacBook』
現行の『MacBook Air』と同じ価格帯で、13.3インチのRetina Displayを搭載した新型『MacBook』が発表されるのではないかと言われていました。
この新型『MacBook』は『MacBook Air』の後継機種とうわさされていますが、一方でこの機種とは別に新型『MacBook Air』が出るとの話もあり、どうなるかは不透明です。
『iPhone X』デザインの小さな『iPhone SE 2』
2016年3月に発表された『iPhone SE』の後継機種となる『iPhone SE 2』のうわさが次々と流れており、「WWDC 2018」での発表が期待されていました。
CPUやメモリなどのスペックは『iPhone 7』と同じものの、ワイヤレス充電機能を搭載しているとみられています。
また、デザインについてはノッチ付きの『iPhone X』風になるとの話が多く出ています。
「WWDC 2018」はライブ配信を予定
これらのうわさが本当だったのか、嘘だったのかは日本時間の6月5日午前2時よりライブ配信される「WWDC 2018」を観て確かめましょう。
なお、今年はWebブラウザ『Chrome』と『Firefox』の最新バージョンでも視聴できるとのことですので、例年よりも視聴できる人が増えそうです。