沖縄と奄美の梅雨明けが見えてきた
しばらくは梅雨末期の大雨に警戒
沖縄や奄美では、22日(木)あるいは23日(金)頃まで、梅雨前線や非常に湿った空気の影響で雨が降りやすく、梅雨末期の大雨が降りやすいでしょう。土砂災害などに警戒を要します。
一気に太平洋高気圧の圏内に
ところが、その後は上図のように、南から張り出す太平洋高気圧の勢力が強まり、今週末の24日(土)頃には、沖縄付近から太平洋高気圧に覆われてくる見込みです。
しばらくは太平洋高気圧が安定して強い
その後の計算をみても、しばらくはこの太平洋高気圧が沖縄や奄美付近で安定して強いと予想する計算が多数派となっており、沖縄や奄美では今週末から梅雨明けのステージに移行する可能性が高いと思われます。
那覇は今週末から夏空が続く
ウェザーマップが発表している那覇の16日間予報によると、梅雨前線の影響で23日(金)頃までは曇りや雨が続くものの、24日(土)には晴れ間が広がり、25日(日)以降は、毎日晴れて、強烈な日差しが照り付ける見込みです。
予報の信頼度をみても、26日(月)からは信頼度の最も高いA判定がずっと続いており、高い確率で太平洋高気圧に安定して覆われることを表しています。
沖縄に加え、奄美も夏空が続く
16日間予報によると、奄美の名瀬でも、那覇に遅れること1日程度で夏空が広がる予報となっており、沖縄に加え、奄美でもこのタイミングで梅雨明けとなる可能性が高いと思われます。
平年の梅雨明けは、沖縄地方で6月21日ごろ、奄美地方で6月29日頃となっていますので、沖縄地方では平年よりやや遅く、奄美地方では平年よりやや早い梅雨明けとなる可能性が高いようです。
一方、沖縄や奄美地方で梅雨明けとなれば、本州付近で梅雨空が本格化することになるのですが、来週から再来週にかけては梅雨前線が本州付近に停滞する計算は比較的少なく、むしろ梅雨前線の活動が弱まり、晴れ間の広がる日も多いような計算も多くなっています。
とはいえ、福岡、大阪、東京の予報の信頼度はDあるいは最低のEが並んでおり、計算がバラバラで日替わりしやすい状況だと思われます。