いくつ知ってる?猫単語8選!よくみる「ヌコ」「ネッコ」ってなに?
猫に関する言葉や表現は多岐にわたり、新しい言葉や造語が生まれることもあります。とくにSNSといったインターネット文化の影響を受けて、猫に関連した単語が日常的に使われることも多いですね。
そこで今回は、猫好きなら知っておきたい!猫に関する言葉8選を紹介します。猫好きさん必見の内容です。
1.猫好きなら知っておきたい猫単語8選!
1‐1.さくら耳
さくら耳とは、地域猫の避妊・去勢手術を受けたことを示すために、先端にV字型の切り込みが入った猫の耳のことです。「耳カット」ともいわれています。
さくら耳は、TNR活動(Trap(捕獲)・Neuter(避妊・去勢)・Return(元の場所へ戻す))の一環として行われているもので、望まない妊娠を防ぐことや避妊・去勢手術が済んでいるのを、ひと目でわかるようにするためのものです。
一見「痛そう」と思うかもしれませんが、全身麻酔下の手術のときに切っているので痛くはありません。
1‐2.スコ座り
猫の「スコ座り」とは前足を前になげ出し、お尻を床につけて座る姿のことです。
まるで人間のおじさんがくつろいでいるような姿から、「オヤジ座り」「おっさん座り」とも呼ばれています。
スコ座りの「スコ」は猫種スコティッシュ・フォールドから来たもので、その名の通りスコティッシュ・フォールドがよくこの座り方をすることからついた名前です。
スコ座りをする理由は、たれ耳スコティッシュの遺伝子疾患「骨軟骨異形成」が関係しているといわれています。
この疾患をもっていると関節が痛むため、なるべく関節に負荷がかからないように座ったものが「スコ座り」なのだとか。
ただスコティッシュではない猫種もこの座り方をするので、スコ座りをしているからといって必ずしも関節が痛いわけではありません。
1‐3.たぬきしっぽ
たぬきしっぽとは、たぬきのしっぽのように「太く膨らんでいるしっぽ」のことです。
通常猫のしっぽはすらっと長いですが、驚いたときや威嚇をしているときに気が逆立つと、たぬきのしっぽのようになります。
たぬきしっぽになるのは、自分を大きく見せて相手を威嚇する効果があるからだとか。
見た目がかわいいので飼い主は「くすっ」となりがちですが、猫にとっては必死の威嚇アピールなんですね!
1‐4.ツチノコ
ツチノコとは、猫の姿勢のひとつをさします。香箱座りから上半身が前のめりになって頭が床に着いた姿勢が、まるでUMAのツチノコにみられることから名づけられました!
なおツチノコの姿勢は外敵から逃げにくい姿勢で、その姿で寝ているということは「超リラックス」状態であるということ。信頼関係が築けていると見せる姿勢なんですね。
1‐5.ニャンスタグラム
ニャンスタグラムはインスタグラムで使われるハッシュタグのことです。
猫に関する情報が発信されていたり、愛猫のかわいい写真を投稿したり、他の人の猫の写真や動画を見たりして、猫好き同士で交流を楽しむことができます。
「#ニャンスタグラム」「#ニャンスタ」と検索するとさまざまな癒し写真や動画が見れるので、興味のある方はぜひインスタグラムで検索してみてくださいね!
1‐6.にゃんたま
にゃんたまは、猫の愛称のようなかわいい響きですが、実はオス猫の象徴である「たまたま」のことです。
ぷっくりでふさふさとした、しかもモフモフとした見た目が「かわいすぎる」ということで、SNS上では愛猫のたまたまの写真を「#にゃんたま」とつけて投稿しているユーザーもいます。
また猫の「にゃんたま」は見た目にちなみ「ω」という文字でも表されます。にゃんたまの虜になった「にゃんたマニア」という人たちもいるそうです!
ただ多くの飼い猫は、病気の予防や発情行動の抑制、繁殖を防ぐために去勢手術を受けているので、にゃんたま猫はやや珍しいのかもしれません。
去勢された後は全体がしぼんで触るとふにゃふにゃしており、「にゃんたま」感は薄れますが、かわいさは残っているので安心してください!
1‐7.モフる
モフるとは猫の豊富な被毛を触ることで、猫のモフモフ感を堪能することをいいます。顔をうずめたり、ひたすら愛でるような行為のことです!
猫をモフると日々のストレスや疲れを解消しつつ、心地よさを味わえるのだとか…。猫が嫌がらなければ、ぜひやってみてください!
ただしモフりすぎて、猫に嫌われないようにだけ要注意です!
1‐8.ヌコ(ぬこ)・ネッコ
ヌコやネッコはインターネット上で使われるスラング(俗語)で、いずれも「猫」を意味しています。
ヌコ(ぬこ)は、2004年ごろから広まりとある漫画の主人公が「ね」を「ぬ」と書き間違えるエピソードが由来だそうです。
そしてネッコはインターネット大手掲示板上で、猫のかわいらしさを表現するための言い方として、できたのだとか…。
このような言葉はネット上の投稿やそれに対するコメントで使われ、実際の話し言葉としてはつかわれません。
またほかにも「ネコチャン」など、猫はネット上ではいろいろな呼び方があって、多くの猫好きに親しまれています。
2.まとめ
今回いくつか猫単語を紹介しましたが、実は他にもたくさんの言葉が存在します。
ユーモアや愛おしみ、見た目のかわいさなど猫へのさまざまな感情が込められた言葉は世に広まっており、猫ファンの間ではこうした言葉が日常的に使われ、新しい猫単語も次々と生み出されています。
これらの猫単語を知り使いこなせば、猫好きレベルがアップするかもしれません。興味があれば、ぜひほかの猫単語も調べてみてくださいね!