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レベルズのアマナキ・レレイ・マフィ、「仲間と戦う」心境語る。【ラグビー旬な一問一答】

向風見也ラグビーライター
速くて強い。防御でも強烈なタックルとジャッカルが光る(著者撮影)。

 国際リーグのスーパーラグビーへ日本から参戦して3季目のサンウルブズは、3月3日、東京・秩父宮ラグビー場でレベルズとの第3節をおこなう。

 対するレベルズで最も注目される選手の1人は、ナンバーエイトのアマナキ・レレイ・マフィだろう。日本代表不動のナンバーエイトで、レベルズへは加入2季目。国内シーズンはNTTコムでプレーする28歳が、海外クラブのメンバーとして「来日」して日本語で意気込みを語る。

 以下、試合前日練習後の共同会見中の一問一答の一部(編集箇所あり)。

――レベルズについて。

「今年は、チームの調子が去年よりいい。いつも通り、勝つように頑張ります。目標はオーストラリアカンファレンスで1位になること。これからですよね。先週、勝って…。いい選手がたくさん入りました。9番のウィル・ゲニア(オーストラリア代表のスクラムハーフ)は、誰でも知っています。その人が、僕らのモチベーションアップを図って、フォローしてくれています」

――来日後、チームメイトに東京を案内したようですが。

「渋谷の交差点へ。(目の前の建物の2階にある)スターバックスから眺めました。すしざんまいにも行きました。皆には、日本の食べ物は世界で一番と言われました。そこは、僕も嬉しいです」

――サンウルブズについて。

「サンウルブズは本当に、ベターになりました。ジェイミーが2019年のワールドカップへ、いい準備をしていると思います」

――注目の選手は。

「リーチ マイケルですね。先週は出ていないけど、今週は一緒に…。あとは(NTTコムの)チームメイト、ヴィリー・ブリッツ! 彼もいい選手。

 今回、初めて仲間と戦います。それは、楽しみ。難しいですよね、何か。…まぁ、負けないように、自分をアピールしたいです」

――自分がしたいプレーは。

「フィジカルのところで、ラインブレイクをしたいです。トライも取れたら。もちろん、勝つのが1番です」

 身長189センチ、体重112キロ。母国トンガから2010年に来日後は、関西大学Bリーグの花園大学でプレー。2014年に入ったNTTコムでの活躍から同年に日本代表入りし、いまは国際的選手となっている。

 昨季はレベルズの一員としてスーパーラグビーのレギュラーシーズン全15試合に出場。ボールキャリー数、ボールを手に走った総距離、オフロードパス数、タックル数でトップ10入り。3月3日は、サンウルブズにとって手ごわいキーマンとなる。

ラグビーライター

1982年、富山県生まれ。成城大学文芸学部芸術学科卒。2006年に独立し、おもにラグビーのリポートやコラムを「ラグビーマガジン」「ラグビーリパブリック」「FRIDAY DIGITAL」などに寄稿。ラグビー技術本の構成やトークイベントの企画・司会もおこなう。著書に『ジャパンのために 日本ラグビー9人の肖像』(論創社)『サンウルブズの挑戦 スーパーラグビー――闘う狼たちの記録』(双葉社)。共著に『ラグビー・エクスプレス イングランド経由日本行き』(双葉社)など。

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