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東京23区の小京都「烏山寺町」って知ってる?26ものお寺が集まる風情たっぷりの街があった

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こんにちは、ホリデーノートのotoです。今回は世田谷区にある「烏山寺町」へ行ってきました。一帯には26ものお寺が集まっており、まるで京都を訪れたような雰囲気。秋のおでかけにもぴったりです。

烏山寺町ってどんなところ?

京王井の頭線「久我山駅」または、京王線「千歳烏山駅」から徒歩15分の場所に広がる「烏山寺町」。世田谷区北烏山2丁目〜6丁目にかけて、寺町通りを中心に26のお寺が集まっています。

甲州街道から近いにも関わらず、一帯はとても静かで雰囲気が一変。どこか京都の街を歩いている気分になります。

一番最後に移転した「多聞院」
一番最後に移転した「多聞院」

一帯にお寺が集まっている理由、それは、1923年(大正12年)の関東大震災で被災したお寺が移転してきたことによるもの。
少しずつお寺が移転し、現在の形となったのは昭和10年代だそう。ちなみにもっとも早く移転したのは「妙壽寺」で、最後に移転したのは「多聞院」です。

烏山寺町で見ておきたいお寺

26もあるお寺の中から、ぜひ足を運んでおきたいお寺をご紹介します。

弁天池が風情ある「高源院」

烏山寺町でもっとも北に位置するお寺「高源院」。境内には弁天池があり、朱色の橋が架かる姿が情緒ある風景をつくりだしています。
この風景は”せたがや百景”にも選出。秋には鴨が飛来することから「鴨池」と呼ばれています。

橋を渡ってみると、池越しに豊かな緑。参拝客も少なく、この風景をひとり占めしながら、うっかりここが東京23区であることを忘れてしまいます。

見どころの多い「妙壽寺」

烏山寺町にもっとも早く移転した「妙壽寺」は、見どころが多いお寺。烏山寺町を訪れたらぜひ足を運びたいお寺です。
「鍋島客殿」は、旧肥前国蓮池藩鍋島家の邸宅を19267年(昭和2年)に移築したもの。木造2階建ての立派なお屋敷です。

本堂の正面には竹林が広がります。「妙壽寺」では毎年秋になると、この竹をつかった灯籠能会が行われます。

庭園風の境内が美しい「玄照寺」

高源院や妙壽寺から少し離れた場所にある「玄照寺」も美しいお寺です。まず、石柱門の上に狛犬が鎮座しているのも珍しく、門をくぐると庭園風の境内に長い参道がつづきます。

境内を進むと、竹林もあります。筆者が訪れたときはキバナコスモスも咲いており、一段と美しい風景が楽しめました。

古代インド様式の本堂「妙祐寺」

渋谷宮益坂から移転した妙祐寺は、昭和37年に建立された本堂が特徴的。築地本願寺と同じ古代インド様式です。

よく手入れされた植栽も美しいです。

東京23区の小京都「烏山寺町」をのんびり散歩しよう

幸龍寺
幸龍寺

歩いている人も多くなく、静かでゆるやかな時間が流れる「烏山寺町」。日曜日の朝に訪れると、境内の手入れをされている方の姿もちらほら見かけましたが、どのお寺も手入れがゆき届き、また緑も多く気持ちのいい散策が楽しめました。

新宿から電車と徒歩を合わせても30分で訪れることができる「烏山寺町」。ふらっと京都トリップをしてみてはいかがでしょうか。

烏山寺町
公式サイト(外部リンク)

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WEBメディア「ホリデーノート」運営。Amazon Kindle最高3位『わたしをご機嫌にする休日』著者。Yahoo!ニュースエキスパートでは、旅行メディアの運営経験もいかし、「ここ行ってみたい!」とワクワクするようなスポットをご紹介。

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