ダイヤモンドバックス以外の選手が球場のプールに飛び込んだことも、過去にはあった!?
アリゾナ・ダイヤモンドバックスは、ロサンゼルス・ドジャースをスウィープで破り、リーグ・チャンピオンシップ・シリーズ進出を決めた。その直後、ダイヤモンドバックスの選手たちは、チェイス・フィールドの右中間スタンドにあるプールに飛び込んだ。
このセレブレーションは、初めてではないし、最後でもないだろう。
過去には、ダイヤモンドバックス以外の選手がそうしたこともあった。今から10年前のことだ。
ドジャースは、2013年9月19日の試合でダイヤモンドバックスに勝ち、4年ぶりの地区優勝を確定させた。この時、ドジャースの選手たちは、プールに飛び込んでそれを祝った。
当時、ダイヤモンドバックスでプレーしていたブランドン・マッカーシーは「セレブレーションは楽しい。どこでやろうと構わない。一つだけそうする必要があるのは、来年、僕らがプールで祝うことさ」とツイートした。
だが、マッカーシーのような意見は、少なかった。USAトゥディのザック・ブキャナンらによると、マッカーシーのチームメイト、ウィリー・ブルームクイストは「ニューヨーク・ヤンキースがそんなことをするとは思えない」、ダイヤモンドバックスのCEO、デリック・ホールは「無礼で品がない。でも、彼らの古い球場には素晴らしいプールがないから、そうしたくてしょうがなかったんだろう」とコメントしたという。
他にも、ドジャースのセレブレーションに対する批判は、ダイヤモンドバックスの選手やフロントにとどまらず、ファンやメディアからもあった。ドジャースに限らず、ダイヤモンドバックス以外の選手がプールに飛び込むことは、二度とないような気がする。
2017年に、ドジャースとダイヤモンドバックスは、ディビジョン・シリーズで対戦した。最初の2試合は、ドジャースがホームで2勝。チェイス・フィールドで行われる第3戦の前日に、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「そういうことは起きない。まったく違うチームであって、プールにジャンプするよりも大きなゴールをめざしている」と記者たちに語った。ちなみに、ロバーツがドジャースの監督に就任したのは、2015年のオフだ。
ドジャースは、2017年のディビジョン・シリーズでダイヤモンドバックスをスウィープした。ロバーツ監督が語ったとおり、プールに飛び込む選手はいなかった。
その後、ダイヤモンドバックスは、ポストシーズンから遠ざかっていた。ドジャースとダイヤモンドバックスがポストシーズンで顔を合わせるのは、2017年以来のことだった。