Yahoo!ニュース

【キャンプがマンネリ気味になっている方へ】「サーキットで出来るキャンプ」が家族の思い出作りにも最適

いわもととしたつキャンプクリエイター/アウトドアライター
(写真:Unsplash+)

第二次キャンプブームの途中から現在に至るまで、じわじわと来ているトレンドが「キャンプ×サーキット」の異素材ミックス。

サーキットでキャンプが楽しめるという事で、公式戦や走行会などを観戦したり、自分で走行したり出来るため、キャンプと異なる非日常空間が楽しめるのが特長です。

普通のキャンプにはちょっと飽きてきたなあ...という方は、キャンプという非日常体験とサーキットという非日常空間を組み合わせてみてはいかがでしょうか。

キャンプ×サーキットの楽しみ方とは

そもそもキャンプは自然を楽しむものでは?と疑問に思った方もいるでしょう。確かにサーキット自体には大自然は無いのですが、サーキットそのものは人里から離れた場所にある事がほとんど。

森林浴や川遊びは楽しめませんが、満天の星空には期待が出来ます。民家も少ないので、サーキットから抱くイメージよりはずっと静か。日中の楽しみ方が違うだけで、キャンプの醍醐味自体は大きく変わりません。

【2024年秋に開業】富士スピードウェイ(静岡県)

元々ある森をオートキャンプ場へ(写真:富士スピードウェイのプレスリリース)
元々ある森をオートキャンプ場へ(写真:富士スピードウェイのプレスリリース)

2024年5月24日に発表されたばかりの情報によると、2024年秋から新たに常設キャンプ場を作ることが決まっています。しかも、世界で初めてグレード1サーキット(F1が開催できるようなサーキット)の中に組み込まれる常設キャンプ場という事もあり、期待が高まりますね。

電源付きサイトやドッグラン併設サイトなども用意される予定。手掛けるのは全国的にキャンプ場を運営するRECAMPなので、設備や運営面も安心出来そうです。

RECAMP 富士スピードウェイのプレスリリース

【本格カートサーキット】新東京サーキットオートキャンプ場(千葉県)

サイトはフリーサイトのみ。ちなみにヘリコプターでも来場できます(写真:新東京サーキットオートキャンプ場公式サイト)
サイトはフリーサイトのみ。ちなみにヘリコプターでも来場できます(写真:新東京サーキットオートキャンプ場公式サイト)

全日本カート選手権が開催されるような本格的カートサーキットに併設されているのが「新東京サーキットオートキャンプ場」。敷地面積は3万5千坪で50組まで収容できる為、キャンプ場としても本格的な施設です。

日程や時間によってはレンタルのカートを楽しめるのですが、マシンは80km以上も出る設定になっているとのこと。キャンプと合わせて貴重な体験が出来ますね。

新東京サーキットオートキャンプ場公式サイト

【遊園地×サーキット×キャンプ場】鈴鹿サーキット(三重県)

炊事場もガッツリ用意。キャンプ場らしいキャンプ場です。(写真:鈴鹿サーキット公式サイト)
炊事場もガッツリ用意。キャンプ場らしいキャンプ場です。(写真:鈴鹿サーキット公式サイト)

こちらもグレード1のサーキットですが、サーキットとは離れた所にキャンプ場が用意されています。電源付きサイト、電源&水道付きサイト、ウッドデッキサイトなど、多様なサイトから選べるのが魅力です。

鈴鹿サーキットパークという遊園地も併設しており、非日常×3という夢のような施設。イベントや走行会などに参加すれば自分のクルマでも走れますが、走っている車を眺めるのも楽しかったりします。

鈴鹿サーキット公式サイト

【選外】オフロードランドMio(三重県)

サーキットとはちょっと違うので選外としていますが、一番身近です(写真:オフロードランドMio公式サイト)
サーキットとはちょっと違うので選外としていますが、一番身近です(写真:オフロードランドMio公式サイト)

上の3施設はサーキットとして舗装された道ですが、日本でも珍しいオフロードコースを持ったキャンプ場が三重県にあります。キャンプで使用する様な車で走行するなら、サーキットよりもオフロードの方が映えるハズ。初心者にもやさしいコースらしいので、気軽にスリリングな走行体験が味わえます。

オフロードランドMio

非日常×非日常=最高のワクワク!

(写真:Unsplash+)
(写真:Unsplash+)

キャンプはキャンプで楽しいですが、同じスタイルで繰り返していくとどうしても飽きが出てくる事もあります。そんな時はサーキット併設のキャンプ場で刺激的なキャンプ体験がオススメ。普段はそんなにモータースポーツに興味がないという方こそ試してみて欲しいですね。

キャンプクリエイター/アウトドアライター

『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、子どもはもちろん大人の環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。実体験を通したキャンプの知識や雑学、マニアならではの考察についてお届けしていきます。

いわもととしたつの最近の記事