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キャンプでマナー違反する人を懲らしめたい!マナー違反の止めさせ方をインストラクターが紹介

いわもととしたつキャンプクリエイター/アウトドアライター
Photo by PhotoAC

せっかくキャンプに来たなら、嫌な思い出を持ち帰りたくない物です。楽しくキャンプをしていても、マナー違反者がいると気持ちがどんよりしますね...

キャンプ場はサイトを借りるとはいえ、ほとんど公共の場と同じ。ルールはもちろん、ある程度のマナーも守って、皆が楽しくキャンプ出来るのが理想です。その為には多少の面倒や不便も我慢する必要がありますが、これを我慢できない人が結構いるんです。

そんなマナー違反者を放っておくと、今度は別の誰かが嫌な思いをする。何とかして懲らしめられないか?と思ってしまう気持ちもよく分かります。今回はそんなマナー違反者に出会ってしまった時にやるべき事とやってはいけない事について、解説していきます。

NG:直接注意する

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ストレートに「あなたマナー違反ですよ」と言うのは一番早いですが、逆切れされる可能性も考慮すると避けたい所。その後しばらく同じキャンプ場で過ごすことになり、嫌がらせなどを受けてしまう可能性もあるため、やめておきましょう。

「みんなに迷惑かけやがって!ひとこと言ってやる!」という正義感は評価しますが、それで口論になった場合、あなたもマナー違反者の一人になってしまうかも…。

NG:SNSに投稿する

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いわゆる「私刑」もトラブルのもとになるのでやめましょう。一連のマナー違反を動画で撮影し、SNSでキャンプ仲間に共有して賛同を得たいですよね。その気持ちすごくよく分かります。懲らしめるために、キャンパーを特定できる状態でネットに流すというケースもわずかですが見かけたこともあります。

しかし、撮影される方には「肖像権」があり、たとえ顔をぼかしていても服装などで本人が特定できると認められてしまうと立場が弱くなるのはコチラです。何とかしてやりたいと思う気持ちをグッとこらえましょう。

NG:やられたらやり返す

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倍返しだ!と言うまでもなく、等倍返しでも半分返しでもダメ。マナー違反者と同じ土俵で戦ってはいけません。やられたらやり返すのは、挨拶や良い事だけにしておきましょうね。

OK:管理者へ連絡する

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一番手っ取り早いのは、管理者へ連絡して注意してもらう方法です。「こんなことで連絡してしまったら迷惑かな」と思わずに、遠慮なく報告しましょう。キャンプ場としてもマナー違反者を野放しにしておくのはデメリットしかないんですね。口コミで「マナーが悪いキャンパーが多い」なんて書かれようものなら大損害ですので、そういった芽は早いうちに摘み取りたいもの。場合によっては管理人が常駐していないキャンプ場もありますので、安心を優先させるのであれば常駐している所を選んだ方が良いでしょう。

ちなみに、報告する時に伝えるべき事としては以下の通りです。

  • マナー違反をしている方のサイト番号や服装などの特長
  • どんなマナー違反をしているのか簡潔に
  • 実害があるかどうか(うるさくて眠れないなど)
  • どうして欲しいか(注意して欲しい、とか、気を付けて見て欲しいなど)

OK:マナー違反なんて信じられないという雰囲気を作る

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これが結構おススメなんですが、マナー違反者以外のキャンパーと「マナー違反なんて信じられない」という雰囲気を作り上げていくという方法。マナー違反を一緒に目撃している場合に、「見ました?ヒドイですよね~」と声を掛けるんです。場合によってはマナー違反者に聞こえる様に言っても良いですが、リスクがあるので気を付けて…。

マナー違反をすることが重罪という雰囲気が出来れば、おいそれと違反出来ないハズ。しかも話しかけた方がマナー違反予備軍だったとすれば、抑えになります。

ちなみに、近くのサイトになった方には必ず挨拶をしておきましょう。知らない人から「挨拶した人」に格上げする事で、実害のあるマナー違反を多少は避けられるようになりますよ。

トラブルになるようなことは絶対に避けて

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ほんっとにマナー違反をするようなキャンパーに怒りが湧くんですが、決してそのキャンパーとトラブルになるような言動は避けておきましょう。その後も続くキャンプを楽しくするべく、大切なのは「問題を取り除く事」。余計に問題を増やしてしまっては意味がありませんので、とにもかくにも管理人者に相談する事がおススメです。

キャンプクリエイター/アウトドアライター

『子どもを育む場としての「キャンプ」こそ持続可能な社会の第一歩』をテーマに、子どもはもちろん大人の環境意識やサバイバル知識を高めるために日夜活動。実体験を通したキャンプの知識や雑学、マニアならではの考察についてお届けしていきます。

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