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毛布の洗濯頻度は?洗濯機で丸洗いするならコース選びがポイント!

平島利恵洗濯研究家

洗濯研究家の平島 利恵です。
毛布はどのくらいの頻度で洗濯をしていますか?寝具は冬場であっても、寝ている間の汗を吸い込み、汚れが蓄積しています。
洗える毛布であれば月に一度、洗濯機で丸洗いして、清潔に保ちましょう。

洗える?洗えない?毛布の見分け方

毛布は大きく分け、化学繊維の毛布と天然素材の毛布があります。
ご家庭の洗濯機で丸洗いできるのは、主に化学繊維の毛布です。洗濯前には必ず洗濯表示を確認しましょう。

桶マークに×があるものは、水洗いができないため、洗濯機で洗うことができません。
桶マークに×があるものは、水洗いができないため、洗濯機で洗うことができません。

ウール・カシミヤ・シルクなどの毛布は、家庭では洗濯が出ないため、クリーニング店で相談しましょう。

毛布を清潔に保ちたい場合、家庭で簡単に選択できる素材を選ぶのがおすすめです。ポリエステルなどの化繊の毛布は、軽く扱いやすいため、家庭でも簡単に洗濯できます。

スプレーだけで済ませるのは要注意

毛布など、中々洗えないものを清潔に保つため、消臭スプレーを使用する方も多いと思います。スプレーで一時的にニオイを抑えることはできますが、ニオイの元である汚れそのものを落とすのは洗濯・クリーニングです。
ニオイも汚れの一部なので、汚れ・ニオイが気になった時には洗濯をするようにしましょう。

事前にチェック

目に見える汚れには前処理

毛布に目に見える汚れがついている場合は、洗濯前に液体洗剤を塗布し、繊維に優しくたたき込みます。

洗濯機に入る大きさか確認する

8kg未満の洗濯機の場合、毛布を洗えないケースもあります。毛布が洗濯機に入らないときは、コインランドリーを利用するか、浴槽で踏み洗いをしましょう。

踏み洗いの注意点は、水を吸った毛布は非常に重たくなることです。すすぎ・脱水が重労働になるので、初めからコインランドリーを使用するほうが楽かもしれません。

洗濯機で簡単!毛布の洗い方

1.洗濯ネットに畳んで入れる

汚れている箇所が表面に来るよう、毛布を蛇腹or丸めて畳み、大型の洗濯ネットに入れます。

毛布は水分を含むと非常に重くなるため、ネットにいれずに洗濯すると洗濯槽の中で偏り、エラーが出ることがあります。

2.毛布コースで洗濯する

毛布コースは通常コースよりも優しく洗うことができます。
毛布コースは通常コースよりも優しく洗うことができます。

洗濯表示に、「中性洗剤使用」と記載のある毛布は、中性洗剤を使って洗います。
毛布コースがある場合は、毛布コースを選択しましょう。毛布は大きく水分をよく吸うため、通常のコースで洗うと洗剤や汚れのすすぎ残しが発生し、嫌なニオイの原因となります。

柔軟剤を使用するのも◎

香料が苦手な方は、無香料の柔軟剤を選ぶのがおすすめです
香料が苦手な方は、無香料の柔軟剤を選ぶのがおすすめです

柔軟剤を使用することで、肌触りがよくなるだけでなく、静電気を防止する効果があります。

3.M字に干す

直射日光は避け、風通しの良い場所で干します
直射日光は避け、風通しの良い場所で干します

外干しをする場合は、2本の物干竿を使い、風通しの良い日陰でM字に干します。
水分が残っているとカビやダニの温床となるため、中までしっかり乾燥させましょう。

乾燥機で乾かすのも◎

洗濯表示を確認し、乾燥機が使える毛布であれば、乾燥機を使用するのもおすすめです。短時間でふわふわに乾かすことができます。

毛布は寝ている間に身体に触れる時間が長いため、意外と汚れやニオイが蓄積しています。汚れた毛布で、ホコリやダニを就寝中に吸い込み続けるのは不衛生なので、シーズン中は定期的にお手入れをし、シーズンの終わりには必ず「しまい洗い」か「クリーニング」をしてから保管するようにしましょう。

洗濯研究家

2004年に武庫川女子大学文学部を卒業し、株式会社リクルートに入社。じゃらんのEC事業に携わり、株式会社マクロミルへ転職。東日本大震災をきっかけに布おむつ専門店を立ち上げ、EC事業を展開。2013~2015年NY在住中に揉み洗い不要のつけ置さ洗剤の着想を得て帰国。株式会社Heulie 設立。洗濯洗剤と布ナプキンブランド"Rinenna"を展開。洗濯研究家として、「洗濯の正攻法を伝授する」ことを自身のミッションに掲げる。TV、雑誌等のメディアへの出演多数。四児の母。

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